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消えゆく銀行と、アフリカで広がる「SMSローン」

発展途上国におけるP2Pのマイクロレンディングの動きを加速させたのは、「携帯電話」というテクノロジーの普及だった。Yコンビネーターからのバックアップを受けるNPO「ジディシャ(Zidisha)」が示す、彼の国での存在感の秘密とは。

 
 
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TEXT BY DAVEY ALBA

WIRED NEWS (US)

ダンカン・チェーゲのインターネットカフェ「ヴィジョン・コンピューター」。PHOTO COURTESY OF ZIDISHA

ダンカン・チェーゲがケニアのナイロビに小さなインターネット・カフェを開いたのは、2009年のことだ。当初、「ヴィジョン・コンピューター」と名付けたこのカフェに、コンピューターは1台きりしかなかった。チェーゲはこのカフェの経営に全力を注ぎ、3年のうちにその数は8台に増えたが、そのいくつかはもっさりした動きの中古のデスクトップマシンだった。

チェーゲは、もっと大きな規模を目指していた。近所の人々にオンライン世界で繋がってもらう環境を提供するだけなら十分だったのかもしれない。しかし、彼には満足できなかった。スラム街にも近いこの地域の人々にさまざまな学びの機会を提供して、新しいビジネスを育てる場にしたいと考えたのだ。

彼は若者向けのインターネット・トレーニングのコースを始め、会社の事務で必要になるマイクロソフトのワードやエクセルのような基本ソフトの使い方を教え始めた。単純労働しかなかったこの地域において、それは社会を変えてしまうほどの出来事だった。

しかし、事業の拡大には資金が必要だ。そこで彼は「ジディシャ(Zidisha)」を利用した。発展途上国の低所得者層にいながら起業を目指す人々のために個人間のお金の貸借を仲介する、非営利のプラットフォームだ。そしてこれが彼の進路を大きく変えることになった。

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「どの銀行や金融機関にもいろんなつまらない条件があって、わたしなど相手にしてくれませんでした」とチェーゲはわれわれ『WIRED』宛てのメールに書いている。銀行は、実績のある銀行口座をもつ保証人が必要だと言ったのだと言う。しかしジディシャは、銀行をはじめとする小規模ビジネス向けの仲介業者には一切頼らない。これは主にモバイルサーヴィスが発展したことによるもので、まるで電話をかけるようにかんたんに送金・集金ができるようになったからだ。

※この翻訳は抄訳です
 
 
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