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仮設住宅「世話人会解散」最後の夏祭り
7月18日 21時31分

仮設住宅「世話人会解散」最後の夏祭り
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東日本大震災の被災地で仮設住宅から災害公営住宅などへの転居が本格化するなか、宮城県石巻市の仮設住宅でゴミ出しのルール作りなど住民サービスを自主的に行ってきた「世話人会」が解散することになり、最後の夏祭りが開かれました。
1100世帯余りが入居する宮城県石巻市の仮設開成団地は、住民がゴミ出しのルール作りや市の広報の配布などを自主的に行う「世話人会」を作り、定期的にイベントを開いてきました。
しかし、会をまとめてきた人たちが来月市内の災害公営住宅に引っ越すことを受けて世話人会が解散することになり、18日最後の夏祭りが開かれました。
会場では、世話人会のメンバーがコミュニティを一緒に作ってきた住民に感謝の思いを伝えようと、焼きそばやかき氷を1食数十円でふるまい、子どもたちがおいしそうに食べていました。
また、集会所の中ではカラオケ大会が開かれ、お年寄りなどが歌に合わせて手拍子をして雰囲気を盛り上げていました。
参加した77歳の男性は「この団地はみんなのまとまりが強く本当に仲のよい場所で、とても楽しかったです」と話していました。
祭りを企画した樋口恵さんは「縁があって一緒になった人たちなので、思い出がもう1つ増えてよかったです」と話していました。

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