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 JR中央線の高尾―大月間で16日夜から運転が見合わせられたため、四方津駅や高尾駅、大月駅の列車内で乗客計約130人が一夜を過ごした。

 川崎市のアルバイトの女性(22)は、山梨県笛吹市の実家へ向かう途中、山梨県上野原市の四方津駅に止まった車内で約5時間、配られた毛布にくるまったり携帯電話をいじったりして過ごした。中には携帯電話の充電がなくなり困っている人も。17日午前1時ごろ、「今夜は運転できません」とアナウンスが流れると、乗客からため息がもれたという。

 女性は自宅へ引き返すため、JR東日本が用意したタクシーで午前4時半、高尾駅に着いた。「まさか全然動かなくなるとは」。JR職員から渡された軽食を手に、疲れた表情で東京行きの電車に乗り込んだ。

 大月駅でも、東京方面に向かう予定だった約60人が、ホームに止まった列車内で一夜を明かした。かばんを枕にしたり、ハンカチで顔を覆ったりして仮眠する会社員らの姿があった。

 横浜へ行く予定だったという会社員の男性は「座席は硬く、あまり休めなかった」と疲れた様子だった。(坂本進、小渕明洋)