喫煙を注意した女性教諭を職員室まで追い回し暴行を加えた中学生が、寛大な処分を求める学校側の要請にもかかわらず逮捕された。慶尚北道安東警察署は13日、安東市内の中学校3年の男子生徒(15)を逮捕した。
警察によると、この男子生徒は先月24日午前、教室で女性教諭(48)から、喫煙の事実についてとがめられたのに対し、ひどい悪口を浴びせた。これに驚いた女性教諭が職員室に行き、校長と話していたところ、男子生徒は職員室にやってきて、こぶしで女性教諭を殴打した。その直後、男子生徒は学校の外に逃げたが、通報を受け出動した警察に身柄を確保された。
学校側は生徒指導委員会を開き、男子生徒に10日間の登校禁止という軽い処分を下して、暴行を受けた女性教諭もこれ以上の処罰を望まないと主張した。ところが、大邱地検安東支部は検察市民委員会(日本の検察審査会に相当)を開いて意見を聴いた後、男子生徒に対する逮捕状を請求した。検察市民委員会は検察の起訴独占主義による弊害をなくすため、2010年に導入された制度で、社会的な関心の高い事件が発生した場合、検事の要請で設置される。委員会では起訴の可否についての意見を述べるが、強制力はなく、勧告的な効力を有するのみだ。なお、満10-13歳の少年は刑事責任を問えない「刑事未成年者」のため、犯罪を犯した場合は少年院に送られるか、保護処分を受けるが、満14歳以上の少年は刑事罰を受ける。