中国の「戦勝記念日外交」と韓・中・日関係

 北京の外交筋は「中国が戦勝記念日外交で韓日首脳をいずれも呼ぶことができでば、今後アジア外交の主導権を握る可能性が高い」と述べた。韓中日首脳会談は朴大統領が推進してきたイベントでもある。

 来月予定される安倍首相の「戦後70年談話」が中国の期待レベルに達しない場合、安倍首相の招待が中国には負担になるとの見方もある。しかし、中国は日本の植民地になった経験がないため、安倍談話に「侵略」「痛切な反省」という単語さえ盛り込まれれば、大きく反発はしないとみられる。一方、韓国は「侵略」「反省」「植民地支配」「謝罪」という4つのキーワードが全て盛り込まれるべきとの立場だ。

 安倍首相は戦勝記念日当日でなければ、中国を訪問する可能性が十分にある。これまで訪中を何度も打診したが、歴史問題や領土問題が足かせになった。安倍首相は就任後、米国と緊密な関係で安全保障を固めた。今は中日関係を打開し、経済的な実利を得るべきときだ。日本を訪れる中国人観光客が増え続け、日本の自動車メーカーが中国市場で善戦している状況で、中日関係の改善は日本に大きな利益となる。

 朴大統領が戦勝記念日の行事に出席すれば、今後北朝鮮など韓半島(朝鮮半島)問題で中国の支持を得る上で役立つ。中国が重視するメンツの尊重につながるためだ。韓国は中国を警戒する米国の立場も考慮しなければならないが、安倍首相が訪中すれば、その負担も大幅に軽減される見通しだ。

 中国の戦勝記念日は今後韓中日が展開する北東アジア外交の分水嶺になる可能性が高い。習近平主席は戦勝記念日直後に訪米し、米中関係全般を再構築する計画だ。中日間の緊張も2回の首脳会談で緩和されつつある。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の訪中可能性もある中、韓国は対中外交をないがしろにはできない。

北京=アン・ヨンヒョン特派員
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