6月の輸入車登録台数 単月で過去最多=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国輸入自動車協会(KAIDA)は6日、6月の輸入車の新規登録台数が2万4275台と、前月比32.0%、前年同月比36.4%、それぞれ増加したと発表した。韓国が輸入車に対し市場開放政策を取った1987年以降、単月として最多を記録した。
 今年1~6月の累計登録台数は11万9832台で、前年同期比27.1%増加した。韓国の乗用車市場に占める割合は16.6%と、上半期では過去最高となった。

 6月は中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が広がり消費マインドが冷え込んだものの、輸入車は多数の新車発売と上半期決算前の販促競争を追い風に販売台数を伸ばした。9月に排出ガス規制が強化されるのを控え、各社が積極的に旧モデルの在庫処分に乗り出していることも販売台数を押し上げたと分析される。

 6月の登録台数をメーカー・ブランド別にみると、BMWが5744台で最も多い。輸入車の月間登録台数が5000台を超えたのはBMWが初めて。続いて、フォルクスワーゲン(VW、4321台)、メルセデス・ベンツ(4196台)、アウディ(2150台)、フォード・モーター(1120台)、ランドローバー(825台)、ミニ(785台)、レクサス(727台)、トヨタ自動車(711台)の順だった。

 ベストセラーモデルはVW「ティグアン2.0TDIブルーモーション」(1062台)で、VW「ゴルフ2.0TDI」(1006台)、BMW「520d」(863台)が続いた。

 欧州車が1万9863台と輸入車全体の81.8%を占め、日本車は2617台(10.8%)、米国車が1795台(7.4%)と集計された。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース