【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は1日、第17期民主平和統一諮問会議の発足会議に出席し、北朝鮮との対話の重要性を訴えた。
朴大統領はあいさつで「北の度重なる威嚇で朝鮮半島の緊張が高まっているが、隙のない安全保障態勢を維持する一方で対話に向けた努力も強化していくべきだ」と述べた。
韓国政府は南北のあらゆる懸案について虚心坦懐(たんかい)に対話する用意があるが、北朝鮮は前提条件を掲げるばかりで応じていないと指摘。その上で、「北も今こそ勇気を持って対話の場に出てきて、南北双方にとっての最善の道を一緒に模索すべきだ」と対話を呼び掛けた。
北朝鮮の核開発にも触れ、「わが民族の未来を不安にすると同時に、アジアと世界の平和までも脅かしている」と批判。核開発をやめない限り国際社会の制裁は強まる一方で、結果的に北朝鮮の体制が不安定さを増すことになると説いた。インフラ構築や国際金融機関を通じた支援など、核を放棄した場合の援助計画に言及し、「北は核が体制を守るという幻想を一日も早く捨て、国際社会の責任ある一員に復帰するという決断を下すべきだ」と促した。
また「明確なビジョンと原則を持って粘り強く統一を準備していけば、平和統一の道は必ず開かれる」と述べ、民主平和統一諮問会議の委員らにその道の先頭に立ってほしいと求めた。
民主平和統一諮問会議は、民主平和統一に関する政策を超党派・国民的コンセンサスのもとで策定・推進するために創設された大統領の諮問機関。発足会議は2年ごとに開催される。今会議には、新たに委嘱された諮問委員1万9947人のうち約1万2000人が出席した。