週刊少年ジャンプの掲載順位データ Supporting tagline
ジャンプの掲載順位のデータがあったので可視化した.
データの収集
ジャンプ掲載順考察というサイトで週刊少年ジャンプの掲載順のデータが公開されている.例えば,最新号の掲載順のデータ(2015年第20号)を見ると,過去10週分の掲載順のデータが記載してある.掲載順のページの表記法については以下のページに記載してある.
上記のページを参考にして,以下のスクリプトでデータを収集する.
収集したデータは以下のページにある.
- 2003.csv
- 2004.csv
- 2005.csv
- 2006.csv
- 2007.csv
- 2008.csv
- 2009.csv
- 2010.csv
- 2011.csv
- 2012.csv
- 2013.csv
- 2014.csv
- 2015.csv
データの可視化
例によって適当に可視化してみる.まず始めに,「NARUTO」の掲載順位の推移を見てみる.ここで,掲載順位の推移はそのまま描画するとかなりギザギザしていてよくわからないので,適当に補間して移動平均を取ってから描画してみる.
2013年あたりから掲載順位が明らかに下がっているのがわかる.単行本の発売時期から予想するに,「第四次忍界大戦」が本格的に始まったあたりだろうか.理由としてはいくつか考えられるが,上位の掲載順位は他の漫画に特に影響を受けやすいと考えられる[要出典]し,正直良くわからない.
打ち切り漫画の可視化
次に,わかりやすい例としていわゆる「打ち切り漫画」について掲載順位がどうなっているかを確認してみる.「わかりやすい」と言ったのは,週刊少年ジャンプは読者のアンケート結果が連載終了と掲載順位にそれぞれ影響を与えている(らしい)からである.
連載回数が少ないものを適当に選んで描画してみる.今回は移動平均などは取っていない.いくつか現在連載中の作品が入ってしまっているが,気にしないで欲しい.
グラフを見ると,短期間で連載終了する漫画はかなりの勢いで掲載順位が下がっていっていることがわかる.逆に早期に連載終了していない漫画 (漫画のチョイスが恣意的かもしれない) の場合は以下のような感じになる.
グラフをいくつか描画した感じだと,「早いペースで掲載順位が落ちていく漫画は打ち切られそう」という誰でも考えつきそうな普通の仮説が思いつく.
まとめ
ジャンプの掲載順位のデータをスクレイピングして適当に可視化した.
とりあえず打ち切り漫画の掲載順位にかなり特徴があったので,次にどの漫画がいつ打ち切られるかはある程度予想できそうだった.
NaN
を含んでいる打ち切りデータの可視化は難しいということがわかった.
参考文献
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