万里の長城すでに3割消失、自然災害や人的破壊で
TBS系(JNN) 6月30日(火)11時16分配信
中国が誇る世界遺産である万里の長城が、自然災害や人的な破壊行為などによって、全長6000キロメートルのうち、およそ30%にあたる1961.6キロメートルが消失していたことがわかりました。中国共産党の機関紙「人民日報」のインターネット版は29日、万里の長城の研究団体「長城学会」が実施した調査結果として、風雨による浸食や人的な破壊、政府の管理不足によって、全体の70%以上が悪い保存状況にあると伝えました。
また、国内の史跡や歴史的建築物を管理する中国国家文物局の調べでは、全長6000キロメートルに及ぶ万里の長城のうち、すでに30%に当たる1961.6キロメートルが消失したということです。原因としては、長年の風雨にさらされ、一刻も早い修繕が必要にもかかわらず、政府が適切な対応をとっていないこと、また、長城の壁の一部を盗む人が後を絶たないことなどを挙げています。
万里の長城の壁は現在、ひとかたまり40〜50人民元(日本円でおよそ800〜1000円)で売られているということです。このため、長城学会は、観光客のマナー改善と共に、政府が保存状況を向上させるため、しっかりと役割を果たすよう要求しているということです。(29日20:16)
最終更新:6月30日(火)12時21分
読み込み中…