同性愛者など性的少数者が主催する「第16回クィア文化祭」が28日、ソウル都心でのパレードを最後に閉幕した。
今年のクィア文化祭は今月9日、ソウル広場で開会式を行った。米国連邦最高裁判所が、同性の結婚を制限するのは憲法違反だという判決を下したことが影響したのか、28日のパレードには史上最高の人波が押し寄せた。
クィア文化祭組織委員会はこの日午前11時から、ソウル広場に約90のブースを設けてイベントを開き、さまざまな性的少数者の団体や企業、外国公館の関係者などが参加した。午後5時からはソウル広場を出発し、ソウル都心の2.6キロの区間でパレードを行った。警察は当初、市民や車の通行に支障をきたす恐れがあるとの理由で、街頭でのパレードを許可しなかった。だが今月16日、組織委が警察を相手取り、屋外での集会禁止通告の効力停止を求めた仮処分申請を裁判所が認めたことで、パレードが実現した。
今月9日の開会式が、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の感染拡大の影響で縮小されたのとは打って変わって、パレードには約7000人(警察の推計)が参加した。主催者側の関係者は「今月26日、米国の連邦最高裁がすべての州での同性結婚を許容したことで、韓国の性的少数者たちも勇気付けられ、参加者数が史上最多になったと思われる」と話した。この日のイベントにはマーク・リッパート駐韓米国大使のほか、同性愛や同性結婚が法的に認められているフランス、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、デンマークの駐韓大使も出席し、自国の大使館が設けたブースを視察した。
一方、キリスト教系団体や一部の保守系団体はこの日、ソウル広場周辺で同性愛に反対する集会を開いた。約1万人(警察の推計)に及んだ集会の参加者たちは「同性愛・同性婚OUT」などのシュプレヒコールを叫び、同性愛を非難するステージイベントを行った。