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 書籍や雑誌の問屋である出版取り次ぎの業界4位・栗田出版販売(東京都千代田区)が26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると、負債総額は約134億円。来年春をめどに、ネット通販大手の楽天が筆頭株主の業界3位の大阪屋(大阪府東大阪市)に統合される見通しだ。

 栗田の取引先の書店は約1200店舗。昨年9月期決算の売上高は329億円で、出版不況のなか10期連続で減収だった。

 当面は業界最大手の日販の子会社「出版共同流通」が資金面などで支援し、大阪屋との統合を目指す。