はじめまして、外部ライターつるたまです。
カメラマンとして一瞬一撮をメインに撮影や写真記事の執筆と、ぱくたそでの写真提供を行っております。
LIGブログではカメラ未経験者のために、記事やWebなど仕事で写真を撮影するときのポイントをジャンル別にお伝えしていければと思います。
今回のテーマはインタビュー写真の撮り方です。
まずは、カメラ機材を用意しましょう。
レンズにはいろいろな種類があります。それぞれのメリットや撮影時のポイントをご紹介します。
単焦点レンズや望遠レンズを使用することで、背景の不要な映り込みを抑えたり、ぼかして目立たなくしたりすることができます。
この視覚効果により、撮りたかった被写体をダイレクトに伝えることができるのが特徴です。
写真の左側から広角・標準・望遠と撮影して比べてみましたが、背景の写っている範囲が異なるのがわかりますね。
広角は全体的にピントが合いやすいので、第2の被写体として背景まで写し、「どんな場所なのか」という雰囲気を伝えることも可能になります。
望遠や広角以外にも単焦点レンズといった、「f値が明るいレンズ」があります。
背景をぼかすことにも向いていますが、f値が明るいので暗い場所でもストロボなしで撮影でき、重宝します。
慣れてきた方向けになりますが、室内での撮影やより高いクオリティの写真を撮影したい場合に、ストロボの使用は効果的。
人物の少しサイドからライトを入れることで表情に陰影をつけ、写真のメッセージ性を高められます。
インタビューやコーポレートサイトの撮影時には、シンプルかつきれいに撮る以外にも「なにを、どう撮影するのか」という、第1・第2の被写体(人物と背景など)を意識的に捉えることが必要です。
文章にプラスして「どんな人なのか、どんな場所なのか」を表せるため、一眼カメラの使用がおすすめです。
全自動モードしか使ったことがないという方向けに、背景をぼかしつつ手ぶれにも失敗しない方法をご紹介いたします。
※カメラに慣れている方は飛ばしてください。
「せっかく撮影したのに、帰ってきてみたら写真がぶれてた!」などの失敗をしないためにも、シャッタースピードは1/180以上になるように撮影しましょう。
室内で撮影したとき、写真が全体的に黄色味をおびる場合があります。
そのときはホワイトバランス(WB)を電球マーク(タングステン)に調整すると、きれいに撮影できます!
ここまで登場した写真はなんとなく暗くなっていますが、RAWデータなら明るさや色などの多少の失敗であれば、撮影後に調整することもできます。
ゆっくり時間をかけられるときはRAW、お急ぎの際にはJPEGを活用してみてはいかがでしょうか。
インタビュー撮影時に意識したい基本パターンをご紹介します。
インタビュー記事などで写真を使用する場合、3カット使用するのであれば以下を押さえておくことがおすすめです。
上記3カットをできるだけ違う場所で撮影することで、テキストで伝えきれなかった会社やその人の雰囲気が伝わるようになります。
記事中に3枚以上の写真を使用したいときや、一人二役で撮影もライターも行なっている場合でも、話を聞いてからゆっくりと撮影できます。
写真のバリエーションを増やしたい場合は、下記のカットなどがあると活用しやすいです。
真剣な話をしている表情や笑顔、身振り手振り(ろくろをまわす)など右向き左向きと合わせて撮影することで、言葉の力をより強くすることができます。
背景の色によっては、作りたい印象と全く別の印象がついてしまう場合があります。
できるだけ白などのシンプルな背景で雰囲気のいい場所が写るように、座る位置などにも注意しましょう。
記事中に何枚か写真を使いたい場合でも、顔のヨリ・上半身・全景などのさまざまなカットを撮影すると、同サイズのカットが並ばずに記事のバランスがよくなります。
撮影の際には、
などを変えて意識的に撮影してみてはいかがでしょうか。
インタビュー撮影など、いざ仕事で撮影しようとしたときに困ることについて、
上記3点をテーマに掲載させていただきました。
最初は、誰かの設定や写真のパターンを真似してみると良いでしょう。
また、被写体とのコミュニケーションが写真に現れますので、その人の好きなことなどを聞いたりしながら笑顔を引き出して緊張をほぐすと、カメラ初心者でもすてきな写真が撮影できるかと思います。
急に頼まれた撮影でも、最後に一番大事なのは向上心なので、写真を楽しみながらスキルアップしてみてはいかがでしょうか。
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