2015-06-24
とあるアメリカ軍予備役州兵の場合もしくはアメリカの恐るべき合理性
安保法制および徴兵制についての議論の中での自民党の佐藤正久の発言
民主党が吹聴する「徴兵制復活」 “ヒゲの隊長”が一刀両断 (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK
「現代戦において、シロウトが突然加わって部隊で機能を果たすというのは、ほぼ無理な話だ」
「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず、現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる。日本人の価値観に照らしても、徴兵制が受け入れられる土壌はない。徴兵制の導入は非現実的というほかない」
自衛隊では現代戦を戦うために10年はかかるらしい。ではアメリカ軍の場合はというと
イラク戦争の退役軍人についての問題を扱った記事だが、その中で「高性能の兵器」であるブラックホークのパイロットを務めた予備役州兵についての話が書かれていた*1。
その話で出てきた経歴をまとめると訓練状況が大体わかる。
| 2002年 | 大学在学中に州兵に入隊*2。 |
| 卒業後高校教師に着きながら、予備役州兵として月一回の訓練を受ける。 | |
| 2005年 | 招集を受け州兵の航空学校にて訓練開始。 |
| 2006年春 | イラクにてブラックホークパイロットとして実戦任務に就く。 |
記事の中でこのルイスという人は入隊後は在学中の訓練とその後の予備役として月一回の訓練、そしてパイロットとしては1年少々の訓練。高校教師兼予備役としての期間を入れても4年足らずの訓練で「高性能の兵器」であるブラックホークのパイロットや、「システム」を使いこなすことが求められる中隊指揮官を務めるまでになっている*3。
徴兵制自体の是非はともかく*4、高性能の兵器やシステムを使いこなすには訓練が10年必要という事実はアメリカ軍には無いようだ。元防衛政務官かつ元自衛隊員である佐藤正久の発言ですらここまで現実の裏付けの無いもので、その佐藤正久が自民党では軍事の専門家と見られているという事実には恐ろしさを感じる。
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