韓日国交50年:米国務省「韓日の良好な関係は米国の利益」

韓日国交50年:米国務省「韓日の良好な関係は米国の利益」

 韓日関係の改善を待ち望んできた米国は積極的な歓迎ムードだ。米国務省報道官室の関係者は22日、「韓国と日本が良好な関係を維持することは両国だけでなく、域内、全世界の平和と安定増進につながる。両国の利益となるばかりでなく、米国の利益にも合致する」と述べた。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは朴槿恵(パク・クンヘ)大統領、安倍晋三首相がそれぞれ両国の国交正常化50周年記念レセプションに出席したことを報じ、「両国関係が大きく進展するきっかけとなった」と指摘。ブルームバーグ通信は「いかなる関係改善であれ、北朝鮮の核兵器開発の抑制、中国の軍事的台頭に集団で対処することを望んできた米国にとっては大きく歓迎すべきことだ」と伝えた。

 トーマス・ハバード元駐韓大使も「韓日両国が水面下で希望的なメッセージを交わしたと聞き、期待感を抱いてきたが、両国は発展的関係に向かう良い機会を迎えた」と指摘した。

 ソウルでは米国のマーク・リッパート駐韓大使が日本大使館主催の国交正常化50周年記念レセプションに出席。リッパート大使は今年3月に襲撃された際に負傷した左手に包帯を巻いた姿だったが、明るい表情で知人らに「韓日関係が改善していることは非常に喜ばしい」と話した。リッパート大使はこれまで韓日両国が歴史問題での対立を克服し、関係改善に取り組めるように水面下で仲介役を務めてきた。駐韓大使の人事聴聞会でも「韓日両国の対話を支援する重要な役割を担いたい」と述べていた。

 同じころ、米国のキャロライン・ケネディ駐日大使も東京で韓国大使館が開いた記念レセプションに出席し、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部(省に相当)とあいさつを交わした。安倍晋三首相は祝辞の中でケネディ大使を指し、「大使がいらしているが、韓米日3カ国の協力強化は韓日両国だけでなく、アジア太平洋地域の平和と安定に欠かせない」と強調した。

ワシントン=ユン・ジョンホ特派員 , 東京=キム・スヘ特派員
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