■安倍内閣が総出動
東京のシェラトン都ホテルでも同日、韓日国交正常化50周年記念レセプションが開かれ、日本の政財界関係者や在日僑胞ら約1000人が出席した。出席者は『共に開こう 新たな未来を』という韓日共同のキャッチフレーズが書かれたバッジを着け、韓日関係の発展を願った。
レセプションには安倍首相をはじめ、日本の政界要人が顔をそろえた。安倍首相は同日午後、国会決算委員会に出席後、岸田文雄外相、菅義偉官房長官、中谷元防衛相、太田昭宏国土交通相ら閣僚とともに出席した。また、首相経験者の森喜朗、福田康夫、鳩山由紀夫の各氏、「河野談話」を発表した河野洋平元衆院議長も出席した。
安倍首相は「国会の日程が忙しかったが、野党の了解を得て、行事に出席することができた。韓日関係の重要性には与野党がいずれも同じ意識を持っていることを示した」と述べた。その上で、「朴槿恵大統領がソウルでの行事に出席してくださり、非常にうれしく思う」と語り、「カムサハムニダ(ありがとうございます)」という韓国語で10分間の祝辞を締めくくった。
尹長官が朴大統領の祝辞を代読した際、スクリーンには朴大統領と安倍首相が国際舞台で会った際に撮影された写真を編集した動画が上映された。乾杯のあいさつでステージに登壇した森元首相はビールグラスを手に「韓日友好50周年を心からお祝いしたい。ビールが本当にうまそうに見えるが、この一杯で労苦を一気に吹き飛ばすことができれば」と述べた。