世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する野球の国際大会「プレミア12」の競技日程が決まった。これは、世界の野球ランキング上位12カ国が参加する野球の国別対抗戦で、初大会が日本と台湾で今年11月8日から21日までの14日間にわたり開催される。韓国は日本・米国・ドミニカ・ベネズエラ・メキシコと同じB組だ。A組は台湾・オランダ・プエルトリコ・イタリア・キューバ・カナダとなっている。韓国は11月8日夜7時、札幌ドームでライバル・日本と開幕戦に臨む。それから台湾に渡り、10日から15日まで台湾・桃園球場と天母球場で残りの予選4試合を行う。各グループ6チームのうち4位以内のチームが進むベスト8によるトーナメントは11月16日に行われる。
それから場所を東京ドームに移し、ベスト8戦の勝者が対戦する準決勝は19日と20日に、3・4位決定戦は11月21日午後1時、決勝戦は同日夜7時にそれぞれ行われる。米大リーグ事務局が主導するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に対抗する形で、WBSCが「最高権威の大会にする」という構想の下、創設される「プレミア12」は、賞金数百万ドル(100万ドル=約1億2300万円)に世界ランキングのボーナス・ポイントも懸かっている。
開催国の日本と台湾は素早い動きを見せている。台湾は日本プロ野球界で投手として活躍した統一セブンイレブン・ライオンズの郭泰源コーチが監督に就任した。日本はスター選手だった小久保裕紀氏を侍ジャパン(野球日本代表)監督に任命している。これに対し、韓国プロ野球界は専任監督製を採用するかどうかで頭を痛めている。プレミア12に出場する韓国代表チームのメンバーをどう選ぶかも未定だ。日程に従えば、KBOリーグのポストシーズンが10月末までに終わらなければ、大会準備できない。しかし、雨天などで試合日程が遅れれば、選手選抜に支障を来すおそれもある。