|
|
大人でも想像以上に楽しいぞ、プラレール。
たまに企画に困ると、適当な単語同士を組み合わせて検索してみることがある。
今回は「鉄道模型カフェっていま全国にできてるけど、プラレールカフェって無いのか」とやってみたら、まさにドンピシャなお店に行き当たってしまった。 さらに「じゃあ、鉄道模型カフェじゃなくて鉄道模型ラーメンとかつけ麺とか無いか」と検索をかけたら、またしてもそれらしきお店がある。 これはもう行ってみるしかないだろう。適当な検索ワードを信じて。 > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k 本当にプラレールが走ってるカフェ京成線高砂駅から徒歩5分ほどにあるカフェ『プラたく』は、全国的にもかなりレアな喫茶店である。
どれぐらいレアかというと、カフェの中をプラレールが走り回っているぐらいにレアだ。 いや、例え話のように書いたけど、『プラたく』は本当に店内をプラレールが走り回っているカフェなのだ(…と、検索でひっかかった)。 プラレールのレールっぽい青色の看板が目印。
事前にネットで「店内に入るといきなりプラレールがドーン!」みたいな情報を得ていたのだが、実際に店内に入ると、想像以上にプラレールがドーン!だった。
縦横無尽に走るプラレール。とにかく密度が半端では無い。
たたみ一畳ほどのスペースに組み上げられたレールがみっちり詰まってる。
レールだけでたぶん高さは150cm近い。それが台に乗せて展示されているので、大人でも最上部のレールは見上げてしまうほどだ。 走ってる、走ってるよー、うわー
しかもこの複雑に入り組んだレールの中をあちこち、隙間をくぐりぬけるように何台も電車が走っているのだ(最大で8編成)。
なんかよく分からないでかい構造物の中を、なんか小さい電車がいっぱい走っているのだ。 アップダウンのあるレイアウトのレールをガー!ゴー!とちょっとしたジェットコースターのような音を立てて走っているのだ。 これは興奮するぞ。初見だと「うわ、すげー、走ってる、走ってるー」と、なんの工夫もない感想しか出てこない。 もし自分が小学生の頃にこの店に来ていたら、きっとテンションおかしくなってレールにダイブしていたかもしれない。大人になってて良かった。 おもわずいろんなアングルで撮りたくなる光景。プラレールかっこいい。
こんなのがあちこちを走り回ってたら、そりゃ興奮もする。
で、荷物も下ろさず10分ぐらいぼーっと走り回るプラレール電車を眺めていたのだが、ふと気がつくと店内のあちこち、というかこのレール群以外のところからも電車が走るゴー!という音がする。
視線を上に向けると、なんと天井すれすれ20cmぐらいのところに店内ぐるりと棚が設けてあり、そこに敷かれた上中下4線のレールにも電車が走っていた。 店内環状線は高架(というか天井)を走ってる。
予想外の天井プラレール。
天井を見たり巨大レール群を見たりとあまりにも興奮していたので忘れていたが、ここはカフェなのだ。
ひとまず落ち着こうと席に座ってメニューを手に取ったら、これが飲食メニューじゃなくて『プラレールのはじめかたメニュー』という一覧表だった。 一番手前の青いメニューを手に取ったら、
プラレールのコースレイアウト解説シートだった。
どこまで徹底しているのか、プラレールカフェ。
(もちろん飲食のメニューもちゃんとある。)
|
||||||||||||||||||||||||||
|
| ▲デイリーポータルZトップへ |