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裁判員裁判、市民感覚は生かされているのか

最終更新日:2015年6月20日

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コメント数: 29

 今国会で改正裁判員法が成立し、長期の裁判は裁判員裁判の対象外となりました。裁判員法の見直しが進むなか、厳罰を求める遺族らからは「市民感覚は生かされているのか」と裁判員裁判を疑問視する声もあがっています。(イメージ:アフロ)

高裁の裁判員判決破棄をどう考える

 犯罪被害者の遺族は「プロの裁判官でつくった先例を重視し、市民感覚を反映しないのであれば、裁判員裁判をやる意味がない」と訴えています。これに対して最高裁は、死刑については、先例から逸脱した判決は裁判員裁判の結論でも認められないとしています。

そもそも、裁判員裁判はなぜ導入されたの?

 裁判の進め方やその内容に国民の視点、感覚が反映され、司法がより身近なものとして信頼が一層高まることが期待され、裁判員裁判が導入されました。裁判員それぞれが、人に刑罰を科す前に、経験や知識、常識に照らして疑問の余地がないかどうか確認する。そのような仕組みが、無実の市民が罰せられるという悲劇を防止する、としています。

意識調査では「市民感覚は反映されていない」が多数

Yahoo!ニュースの意識調査「裁判員裁判、市民感覚は反映されていると思う?」では、6月20日時点で約7万票が集まっています。「充分に反映されている」「ある程度反映されている」とした人が21.4%、「あまり反映されていない」「まったく反映されていない」とした人が78.6%となり、「反映されていない」派が多数となりました。
「反映されていない」派の意見
裁判員裁判で裁判をしても、結局は裁判官の「前例では云々」となってしまったり、被告人が控訴したりして結果的に裁判官が量刑をだしてしまいます。これでは何の為の裁判員裁判かわかりません。
この制度を始めた意味をもう一度考えた方がいい。庶民の感覚も考慮にいれて裁判を行うはずだったのではないか?だったら、一審だけではなく高裁もその上の最高裁でも裁判員裁判を行うべき。それができないんなら、裁判員裁判は即刻辞めるべき。裁判員裁判の判決を不服として控訴したら高裁以降の裁判は今までと同じ通常の裁判じゃ意味がない。
「反映されている」派の意見
これはもう充分すぎるほど反映されてると言えます。たまたま覆されたレアなケースばっかりを大げさに取り上げて、「何のための裁判員裁判やねん」というトンチンカンな批判をする奴が多すぎ。
以前に裁判員としてある強盗事件の裁判に参加しましたが、裁判員の意見の反映度はかなり高いです(というかそれが裁判員制度の理由ですから) しかし量刑の判断方法なんかについて感情論で裁いてはいけない等もあります。なんでもかんでも死刑にならないように。それが市民感覚かどうかと言う点だと思います。

改正裁判員法、「負担軽減」は市民感覚を損なう?

 長期に渡る審理を、裁判員裁判の対象から外すことを定めた改正裁判員法が成立しました。しかし、新規定は市民参加の機会を狭める可能性も考えられ、刑事裁判に市民感覚を反映させる制度の趣旨を損なってはならないとの指摘も。

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