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韓国 MERS感染確認から1か月
6月20日 6時52分

韓国 MERS感染確認から1か月
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韓国で「MERSコロナウイルス」に感染した患者が初めて確認されて20日で1か月になります。
患者はこれまでに166人に上り、このうち24人が死亡していて、感染の規模は中東以外では最大となっています。
韓国で感染が広がる「MERSコロナウイルス」は、中東を訪れた男性が先月、韓国に帰国してから広がり、20日はこの最初の男性患者の感染が確認されてからちょうど1か月に当たります。
韓国政府によりますと、患者は166人にまで増え、このうち24人が死亡していて、「MERSコロナウイルス」の感染源の1つとされる「ヒトコブラクダ」が生息する中東以外では、感染の規模は最大となっています。
感染が広がった原因として、WHO=世界保健機関は、患者の隔離が十分に行われなかったなど初期対応に問題があったと指摘していますが、WHOのチャン事務局長は、韓国で現在行われている感染対策を評価していて、「この感染は食い止められる」との見方を示しています。
しかし、最初に報告された患者から2人の患者を介して感染する「4次感染」が複数起きているほか、患者の中にはどのような経路で感染したかがまだはっきりしていない人もいることが分かっています。
このため韓国政府は、感染経路の調査に全力を挙げるとともに、患者と接触した可能性のある5900人以上を医療機関や自宅での隔離の対象にして地域で感染が広がるような事態を防ごうとしています。
韓国政府は、今月末までに新たな患者が出ないよう感染をおさえ込みたいとしていますが、外国人観光客が大幅に減るなど経済に大きな影響が出ているほか、市民の間では政権への不信感も増していて、感染の広がりをいかに早く食い止められるかが焦点となります。

感染で死亡 全員40代以上

韓国の保健福祉省によりますと、これまでに「MERSコロナウイルス」に感染して死亡した人は全員40代以上で、60代から80代が80%近くを占めています。
今月19日までに報告された死亡した人の数は24人で、年齢別にみると、40代が1人で4%、50代が4人で17%、60代が8人で33%、70代が8人で33%、80代が3人で13%となっています。
また保健福祉省は、感染した患者のうち、高齢の人やがんをはじめ、心臓病、糖尿病などの「基礎疾患」がある人を「高危険群」としていますが、保健福祉省によりますと、これまでに死亡した24人の92%に当たる22人が「高危険群」の人だということです。

新たな患者の報告は減少傾向に

韓国で「MERSコロナウイルス」に感染した新たな患者が最も多く確認されたのは今月6日と7日で、2日で合わせて45人に上りましたが、韓国政府などによりますと、新たな患者の報告は減少傾向にあるということです。
韓国で感染が最初に確認されたのは、先月、中東から帰国した68歳の男性で、体調不良を訴えて複数の医療機関を転々としたあと、1か月前の先月20日に「MERSコロナウイルス」に感染していたことが分かりました。
しかし、男性は感染が確認されるまでに複数の医療機関で多くの人と接触していて、この男性から感染した35歳の別の男性は、ソウルにある大規模な病院「サムスンソウル病院」に入院し、感染を広げました。
今月に入ると新たに感染した患者の数が増え、6日には22人、7日には23人の感染が新たに確認され、このうちのおよそ7割が「サムスンソウル病院」で感染したとされています。
韓国政府は感染拡大を防ぐため、感染者と接触した可能性のある人を隔離することにしていて、19日現在で5900人以上が医療機関や自宅などでの隔離の対象となっています。
こうしたなか、今月8日以降は感染が新たに確認された患者の数は、1日当たり最大でも14人で、今月18日のように1人しか確認されていない日も出ています。
韓国政府などによりますと、新たな患者の報告は減少傾向にあるということです。

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