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【エンタメよもやま話】
日本の発明、スマホ『絵文字』が世界で差別問題に 中国きっかけ「赤毛は」「デブ否定」二転三転
さて、今週の本コラムは、久々となるIT(情報技術)ねたでございます。
携帯やスマートフォン(高機能携帯電話)でのメールのやりとりで使う「絵文字」といえば日本発祥の文化で、2011年からは国際規格として採用され、いまや「Emoji」として世界中で親しまれていますが、その「Emoji」が世界中で人種差別問題を巻き起こしているのです。今回はそのお話についてご紹介いたします。
世界最大“お得意さま”中国…モンスタークレーマーぶり、アップル大慌て、汗
そもそも絵文字は1999(平成11)年、NTTドコモのiモード(特定の携帯電話でメールのやりとりやウェブ閲覧を可能にしたサービス)に初登場し、2011年にパソコンなどで使われる世界共通の文字コード規格「unicode(ユニコード)」に採用されたのを機に、同じ年、アップルが「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」の基本ソフトiOSに導入したのですが、思わぬ問題が発生します。
絵文字のうち、人物などの絵文字が特定人種、つまり白人に偏っているとの指摘が相次ぎ、人権団体などが「白人以外は自己表現ができない」との批判。ネット上でも改善を求め数千人規模の署名が集まるなどしたため、アップルは昨年3月、絵文字を“人種の多様化”に合わせたものにすると表明しました。
そして今年2月、これから配布する「アイフォーン」や「アイパッド」用の基本ソフトiOSの最新版では、人物の絵文字の肌の色を白人、黒人、ヒスパニック(中南米)系、アジア系など6種類に増やしたほか、同性カップルやその家族、世界32カ国の国旗などを含む計300種類の絵文字を新たに追加しました。
これで問題は解決したはずでした。ところが予想外の批判が出ました。今年2月24日付英紙デーリー・メール(電子版)などが報じたのですが、新しい6種類の肌の色のうち、アジア系の人々に対応する絵文字の黄色が明る過ぎて不自然との意見が中国から噴出したのです。
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