Hatena::ブログ(Diary)

ねこら対策研究要塞日誌@はてな このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2015-06-14

[]我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人 我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人を含むブックマーク

 16歳で実母をバットで撲殺し、少年院出所後、見知らぬ姉妹マンションに入り込み滅多刺しにした後に犯し、その後殺して部屋に火を放った極悪殺人鬼・山地悠紀夫(処刑済)

の話。やはり極悪人の更生は夢物語ですな。

 以前読んだ死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人」の方は、精神鑑定では責任能力あるとされているにも関わらず今は亡き幻の病・アスペルガー症候群に焦点を当てた、どちらかというと極悪人山地悠紀夫に同情的筆致なんだが、本作は犯罪小説仕立て。これはこれで何だかな…。しかも肝心(?)の姉妹強盗強姦殺人放火シーンはスキップだし。

 遺族は結構死刑を心の支えにしており、裁判精神鑑定すると決まったら(責任能力無しの判定だと死刑にならないので)姉妹の父が体調を崩して寝込んだり、

死刑以外の判決が出たら、私たち夫婦裁判所の庭で抗議の自殺をします。

 死刑が決まっても日本だと何時執行されるのか分からんので、病床で

自分が先に逝くのが先か、山地の執行が先か

と。やはり死刑は重要である。結局、事件から3年8ヶ月、刑が確定してから2年2ヶ月という異例の短さで執行になるけど、そもそも2年も長々と何をやっているのか。懲役刑でも無い人を何年も収監するのは正当化できない。本来ならば即日執行、早く娑婆に(死体となって)帰る権利被告にはある筈。

 それはさておき、ニューパルサーX、ニューパルサーRXって機種がゴト師の標的になってその後体感器対策にベースチェックアダプターなるものが導入されて…とパチンコ屋VSゴト師のバトルがちょっと面白かった。

我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人
小川 善照

小学館 2009-10-16
売り上げランキング : 82243

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/nekora/20150614/p1