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 米議会下院(定数435、欠員1人)は12日、環太平洋経済連携協定(TPP)の合意のカギを握る「貿易促進権限(TPA)」法案とセットで議論されていた関連法案について、賛成126票、反対302票で否決した。同時に採決したTPA法案は可決されたものの、この関連法案の可決がなければ成立できないため、TPP交渉は頓挫か前進か、際どい情勢が続いている。

 否決されたのは、TPPのような貿易自由化で職を失った人を支援する「貿易調整支援制度(TAA)」法案。上院を通過したTPA法案はTAAとセットになっており、TPA法案の成立には、両方の可決が必要となる。下院はTPA法案部分は賛成219票、反対211票で可決した。

 野党・共和党のベイナー下院議長は、TAA法案について再採決を求める動議を出した。議会関係者によると、TAA法案について、週明けにもTAA部分の法案が再び採決される可能性がある。