【ソウル聯合ニュース】世論調査会社、韓国ギャラップが12日発表した調査結果によると、「次期政治リーダー」には誰が良いかという質問で、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が支持率17%でトップに立った。調査は9~11日に全国の成人を対象に実施し、1002人から回答を得た。
朴市長はこの調査で昨年7~12月に1位を獲得したものの、今年1月からは与野党の代表に押されて3位にとどまっていた。だが、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの流行に積極的に対処したことが好感され、支持率は先月に比べ6ポイント上昇した。
朴市長はMERSに感染した医師が1500人以上が集まった地域の行事に参加したことを受け、行事参加者全員を自宅に隔離する独自措置を取るなど、素早い対応で存在感を増している。
今回の調査で、与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表と最大野党・新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表はそれぞれ支持率13%で同率となった。金代表は先月から1ポイント上昇、文代表は2ポイント下落した。
一方、朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率は先週から1ポイント下落し33%となった。韓国ギャラップはMERS拡大への懸念などが影響したと分析している。