サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、初のベスト16入りを狙う韓国だが、強豪ブラジルに初戦で敗れた。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング18位の韓国は10日(以下、韓国時間)、カナダのモントリオール・オリンピック・スタジアムで行われた女子W杯グループリーグE組第1戦で、ブラジル(同7位)に0-2で負けた。12年ぶりにW杯出場を果たした韓国だが、初の勝ち点獲得はならなかった。先に行われたスペイン(同14位)対コスタリカ(同37位)戦は1-1の引き分けに終わったため、韓国はE組最下位となった。
韓国はこの日、ユ・ヨンア(27)=現代製鉄=がファーストトップ、エースの池笑然(チ・ソヨン、24)=チェルシーLFC=がセカンドトップに立った。FWの朴恩善(パク・ウンソン、28)=FCロシヤンカ=は足首の故障が完治せず出場できなかった。前半33分、DFキム・ドヨン(26)=現代製鉄=はGKにバックパスしたがやや短く、これをブラジルのMFフォルミーガ(37)=サン・ジョゼEC=がカットして右足でゴールを決めた。W杯に6試合出場しているフォルミーガは、このゴールで同大会過去最高齢得点の記録を更新した。
後半8分にはフォルミーガがチョ・ソヒョン(27)=現代製鉄=につまずいてPKを得た。池笑然がチョ・ソヒョンを見てバックパスをしたが再びフォルミーガにボールが渡り、チョ・ソヒョンがこれを阻止しようとした際、フォルミーガの頭脳プレーでファウルを得た。そしてマルタ(29)=ローゼンガルト=が冷静に左足でPKを決め、女子W杯通算最多得点となる15点目を出した。マルタは同部門首位だったビルギット・プリンツ(37)=ドイツ、引退=を抜き、単独首位に立った。
米スポーツ専門チャンネルESPNは「韓国は2度のパスミスでブラジルに2ゴールをささげた。疲れ知らずの池笑然は脅威的な役割を果たしたが、ゴール決定力が足りなかった」と評価した。また、「韓国はプレッシャーの中、技術と組織力が印象的だった。初勝利達成までそれほど時間はかからないだろう」と予想した。
韓国は14日午前8時、同スタジアムでコスタリカとグループリーグ第2戦に臨む。ベスト16進出のためには必ず勝たなければならない試合だ。ユン・ドクヨ韓国女子代表監督(54)は「選手たちがミスで失点したのは残念だ。コスタリカ戦にすべてを賭ける」と言った。池笑然は「負けはすぐ忘れ、新たにスタートを切るという気持ちで行く」と語った。この日、F組ではフランスがイングランドを1-0で破り、コロンビア対メキシコ戦は1-1で引き分けた。