訪米延期:韓米間で「最も早く都合のよい時期」はいつ?

9月の国連総会前後に実現なるか
年末には米国が大統領選に向けた態勢に突入、訪米自体があいまいに

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の今後の訪米の日程について、大統領府のキム・ソンウ広報担当首席秘書官は10日「韓米両国にとって最も早く、かつ都合のよい時期に検討することで合意した」と話した。だが、大統領府の別の関係者は「早い時期に日程を組むのが難しくなる可能性もある」と語った。通常、首脳会談の準備は、政府や議会など複数の機関の外交日程や、国内の状況などをすべて考慮しなければならないため、数カ月を要する。

 外交関係者の間では、夏休みシーズンが終わる今年9月、米国ニューヨークで行われる国連総会に朴大統領が出席する場合、その前後に韓米首脳会談を行うという可能性が取り沙汰されている。とりわけ、9月初めには第2次世界大戦終結70周年を迎えるだけに、8月から9月にかけ、韓国と米国・中国・日本の間で「外交リレー」が繰り広げられる可能性が高いといわれている。

 世宗研究所のチン・チャンス所長は「日本や中国の状況を総合的に判断した後、米国に対し韓国の立場を正確に説明していけばよいと思う」と語った。国立外交院のキム・ハングォン教授も「延期ということであれば、9月に予定されている米中首脳会談の後にやるのが適切だ。(米中首脳会談の前に行った場合)韓国の国益に関わる問題について米国と交渉しても、米中間の交渉の陰に隠れて、効果が弱まることが懸念される」との見方を示した。一方、中国専門家である亜州大学のキム・フンギュ教授は「朴大統領が中国の習近平国家主席よりも前にオバマ大統領と会ってこそ、その後の韓中会談で北朝鮮の核問題が取り上げられた場合、負担が少なくなるだろう」と指摘した。

 だが、9月の国連総会前後には、多国間の会談が集中するため、韓米両国の懸案について十分に話し合うのは困難になる可能性もある。また米国では今年末から、来年の大統領選挙に向けた態勢に突入するため、朴大統領の訪米自体があいまいになる可能性もあるとの見方も出ている。

鄭始幸(チョン・シヘン)記者
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