バグをエビスと呼ぶ運用にした
最近、仕事が忙しくてなかなかブログが書けていなくてすみません。参謀本部にとっては割と大型案件の実装作業でバタバタしていたのでした。どうしても解決しないバグがあって…。
参謀本部の社内チャットで出てきたアイディアで、上記のドラゴンの記事を参考に、この問題を「エビス」と呼称することになりました。なぜ「エビス」と呼ぶのかは、以下の記事が参考になるかもしれません。
繰り返し出てくるエビスにはここ数日間、本当に悩まされてきたのですが、やっと解決の目処が立ちました。今夜の夜間作業でエビスは解消する予定です。今夜のエビスの解決に向けて、アプリケーションエンジニアと2人で齊藤ハウスで開発合宿をやっています(どちらかというとエビスはインフラ寄りの問題なので私の責任なのですがw)。
「ひかりのくに」
齊藤ハウスのある渋谷・円山町は夕方を過ぎるあたりから多くの女性で賑わっています。ホテル街の近くを後部座席が黒塗りの車が、派手目な女性を降ろしたり乗せていったりしてデリバリーしています。その光景を見て、エンジニアの人が「ここは闇ですね!」と言いました。「ええ、闇です」と答えました。
もっと正確には、ここは渋谷の中でも深夜になるとネオンなどが燦然と輝く場所なので、「ひかりのくに」かなと思っています。
ホテルもクラブも深夜0時を過ぎたあたりからが本稼働です。千円札男になろうと思って千円を渡した女性にまた出会えないか探したりもするのですが、ネオンの中で蠢く有象無象の男女の中で見つけることは困難です。深夜3時のセンター街にも行ってみたりもしたのですが、ただの深夜の普通の通りで、深夜営業の店に人が集まったり、酔っ払いが吐いて寝ていただけでした。それに比べて円山町の深夜の賑わいは圧倒的です。故にここは「ひかりのくに」なのです。
(お昼でも営業職っぽいスーツの男性が派手目の女性と一緒にホテルに入っていったりするのをよく見掛けるのですが、それは密命をおびているのでしょう)
そして東大へ
運用中のシステムの改修なので、エビスとの戦いは時間勝負です。3分では難しいかもしれませんが、制限時間以内にエビスを倒さなくてはなりません。制限時間外にエビスが再現したら悪夢ですが、ひかりのくにに戻れば何時でも戦えるようになります。
エビスを倒したら、翌日は神泉から駒場東大前まで移動して、演劇を見ます。この演劇。
安保闘争の決戦場になった安田講堂じゃない方の東大の近くの劇場ですが、演劇を見ながら童貞とエビスと平和に関して思いを馳せることにします。今年まで住んでいた神田近辺は40年前のお茶の水カルチェ・ラタン闘争の時は解放区になりましたが、現代の解放区は円山町かもしれないですね。
遙かなる星 パックスアメリカーナ
「ひかりのくに」が登場する作品では、M78星雲も大好きですが、高校時代に読んだ『遙かなる星1 パックスアメリカーナ』も好きです。核戦争後の世界を描いた架空戦記小説。
このなかに「ひかりのくに」という章があります。キューバ危機による米ソの全面核戦争で半壊した地球で各国に武器を輸出することで超大国になった日本が、宇宙開発へと向かう話です。舞台もちょうど40年前くらいだし。エビスとの戦いが終わって、東大付近で平和について考えたら、また読み返してみようと思います。