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 トルコのダウトオール首相は9日、エルドアン大統領と面会し、辞職する意向を伝えた。7日投開票のトルコ総選挙(定数550)で、与党・公正発展党(AKP)が過半数を割ったことを受けての判断とみられる。エルドアン氏は受け入れたものの、新たな政権が樹立されるまでは職務にとどまるよう指示した。

 総選挙でAKPは53議席減の258議席となり、第1党を維持したが、2002年の政権発足以来、初めて過半数を割ることになった。そのため、ダウトオール首相の責任を問う声が党内から出ていた。

 また、本来は大統領として中立の立場であるべきエルドアン氏も、事実上、党指導者として権限を強化した大統領制の実現をAKPの公約に盛り込ませるなど、選挙戦に深く関与。党内にはダウトオール氏同様、エルドアン氏の責任を問う声も出ている。(イスタンブール=春日芳晃)