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Kickstarterで注文というか出資した、新型Pebble Timeが到着。
ご存知のない方に説明すると、Kickstarterはネット上で出資を募って、目標額に到達したら商品化される、いわゆるクラウドファンディングサービス。おもに利用するのはスタートアップ企業の最初の製品が多い。Pebble社も旧型Pebbleの初期市場投入をKickstarterで行い、量産後は自社販売に切り替えていた。十分にビジネスが立ち上がっている状態で、今回新モデル=Pebble Time を再度Kickstarterに委ねた結果、Kickstarterでの合計出資額としては最高額の2033万ドルを達成したそうな。
Pebble TimeのKickstarter出資はすでに締め切られ、量産品の発売時期はまだ発表されていない。
今回、2月24日の出資開始日に即申し込み、6月8日朝に出荷連絡がきた。
いつ来るのか楽しみと思って家に帰ったら、もう到着していた。DHLのステータスは詳細確認中のまま。フシギ。
▼到着したPebble Timeの外箱兼梱包。
▼これは一体何の荷物、、と思ったが、裏返すといかにもなキャッチが。
▼梱包の中も大変シンプルなパッケージング。
なんかe Ink Kindleのパッケージを彷彿とさせる段ボールな感じである。ローコスト、質実剛健。
Pebble Time、Kickstarterでの出資額は$179。先着何百人だかは$159で申し込めたらしいが、タイミングを逃して残念。量産時の価格は、$199と発表されているが、まだ時期は明らかになっていない。
▼中身。Pebble Time本体、専用充電ケーブル、クイックスタートガイドと保証関係の書類のみ。
Pebble Time、最大の特徴は超低消費電力ディスプレイ。このディスプレイはマーケティング的に電子ペーパー、と呼ばれているがKindleやKoboなどが使用しているe Ink社の電子インクパネルとは原理が異なる。メモリー液晶またはMEMS液晶と呼ばれる、Pebble Timeのディスプレイはこのシャープ製らしい。表示能力は144 x 168ピクセル、64色と、Apple WatchやAndroid Wearと比べるとかなり低スペックだ。ちなみに解像度はモノクロの旧型Pebbleと変わらない。
一方、この低消費電力のメモリー液晶が大きく貢献して、Pebble Timeはカラー画面を常時表示した状態で7日間の利用が可能だ。時間を知りたい時にチラ見しても画面は真っ黒、毎日充電が必要だから早起きのアラームにもならない、今どきのスマートウォッチとは大違いである。
▼Pebble Time、電源を入れて母艦と同期。
母艦側のアプリはiOSとAndroidの両方がある。iOS版はAppleの制約によりAndroidより通知の機能が劣る部分があるらしい。どちらも、旧型Pebble用とは別に、新しいPebble Time専用のアプリが用意されている。どちらのバージョンも、やれiOSは8.2以上、AndroidはKitkat以降がーとか、鬱陶しい制約もない。
▼母艦と同期、初期設定を終えたPebble Timeの画面。
腕にしていようといまいと、この画面がずっと表示されたままで使えるのは、本当に時計らしくてよろしい。Android Wearをしばらく使ってきたが、一日中あの黒い画面を腕に巻いてる違和感といったらない。このメモリー液晶は普段は外光を利用した反射型パネルとして機能する。したがってe InkのKindleと同様、環境光が明るいほど、くっきりとした画面がみられる。
バックライトも内蔵しており、腕にしたまま振ると点灯する。常時オンの設定もできるようだが、おそらくすごい勢いでバッテリーがなくなるかなと。
▼こちらがバックライトを点灯した画面。
バックライトの表示動作だが、Apple Watchなどの画面表示動作=時計を顔の前に持ってくる ではなく、ヒュッと勢いをつけないと点灯しない。特に不自由もないし、おそらくApple Watch風にすると不要なときにバックライトが点灯して電池の消耗が激しくなるのでは。
▼あと、Pebble Timeは30M(15気圧)防水。早速雨に見舞われたが、もちろん何の問題もなかった。
▼Pebble Time、まだ出荷され始めたばかりだが、すでにカラー版のウォッチフェイスも沢山上がっている。
Pebble Timeのウォッチフェイスや、アプリの開発用にはSDKが準備されている。今のところ、モノクロ版をカラー化したものが多いようだが、Pebble Timeの機能を生かしたウォッチフェイスがたくさん出てくることを期待したい。
▼同期した自分のPebbleにアップロードされたウォッチフェイスや設定を一元管理できるMy Pebbleの画面。
旧型Pebbleはストレージが512kBと小さかったため、アプリとウォッチフェイス合わせて8個までしかアップロードできなかった。Pebble Timeは64MBと大増量したため、何個入れたのか気にしなくてもよくなったのがありがたい。
▼Pebble Timeと旧型モノクロPebbleを並べて。
うん、カラー化の恩恵がわかりやすいw
以前からPebbleにはこういったパロディノリのウォッチフェイスが色々そろっていたが、Pebble Time用もどんどんやってほしい。
▼Pebble Timeと旧型Pebbleを横から。
厚さも外寸もかなり小さくなっており、腕に巻いたときのフィット感・重量バランスは上々。普通の時計をしている感覚である。ラバーベルトは旧型と同じものに見えるが、Pebble Timeの方がしなやかで表面処理もスムーズで、意外と腕になじむ。
▼裏側から。
Pebble Timeのベルトには、ワンタッチで外せるボタンがついており、バネ棒なしで簡単に取り外しができる。今後、サードパーティーと中国製のベルトがたくさん出てくるのかも。この機構を普通の時計のベルトにも導入してくれればいいのにねえ。
▼旧型PebbleとPebble Timeの充電コネクタ。金色の部分が端子、シルバー部分は磁石。
接点自体は共通に見えるが、結合部分の形状が異なるため、相互利用はできない。Pebble Timeの充電端子は、極性を自動検出してくれ、右からでも左からでも充電できる。
▼大きさの比較のため、Swatch、Moto 360と並べてみた。
大きさも装着感も、なんとなくSwatchに近いものがある。一方、Moto360は分厚い上、かなりでかいのでどうにも慣れない。
って、写真を撮って思うのだが、Moto360の画面がいちいち切れるのでうざい。
▼画面の比較。写真だとわかりづらいが、さすがに低解像度で64色カラーのPebble Timeの画面は、レトロな感じがするギザギザ風味。
でも、実際に使ってみると腕時計ってのは結構離して見るものなんで、解像度の低さはさほど気にならない。ていうか、解像度を下げて電池が1週間持つなら何にも文句はない。毎日充電させられて、一日中黒い画面の時計を持って歩いて、後生大事に高解像度画面をちらっと見るのはどうにもねえ。
フル充電後、ウォッチフェイスやアプリのアップロードや、あれこれ半日以上いじくり回したが、まだバッテリは90%残っていた。
画面がカラー化されたのと、もう一つ大きく変わったのはいわゆるユーザエクスペリエンス。旧型Pebbleはいかにも機能が果たせればいいという感じのインターフェースだったが、Pebble Timeではコミカルなアニメーションを、フラットデザイン風のカラー画面に組み込み、カジュアルなルックスにピッタリ合った、使っていて楽しいものに仕上がっており、これもすごく気に入った。
▼Pebble Timeのインターフェース紹介動画
最後に、Pebble Timeの唯一の弱点について。旧型Pebble同様、Pebble Timeでも日本語の正式サポートが行われていない。母艦から日本語のアラートがでると、全角文字はすべてトーフになってしまう。旧型Pebbleには非公式な言語パックサポートがあり、これを使うと殆どの日本語フォントが表示できた。
早くPebble Timeにも言語パックが出てくれないかと思ったのだが、試しに旧Pebble用のを入れたら普通にインストールできてしまった。
▼言語パック適用後の日本語のアラート表示画面。
とりあえず今のところ問題は出ていないが、本来この言語パックは旧型Pebble用。しかも旧型Pebbleでもインストール時に問題が出ることがあった。ご興味のある方は文鎮覚悟の自己責任でどうぞ。
【まとめ】
Pebble Time、素晴らしいスマートウォッチ。大変気に入った。もうMoto 360なんか使わないぞ。
一番のすばらしさは: 当たり前に時計として使える = いつも時計が表示され、充電も1週間に一度でOK
外観といいバランスのシステムデザインは使っていて楽しい
お値段も$199とお手頃、おススメしたいところだけど、量産品の発売時期は未定なのがザンネン。
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