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フェティッシュの火曜日 2015年6月9日
 

してみよう!拾い食い

拾い食いフルコースはつづく。今度は道に寿司である。
拾い食いフルコースはつづく。今度は道に寿司である。
それも鯖の棒寿司だ。近くのゴミを寄せておいて、パックにひと押ししてへこませた。これはぜったいにいけないというビジュアルになった
それも鯖の棒寿司だ。近くのゴミを寄せておいて、パックにひと押ししてへこませた。これはぜったいにいけないというビジュアルになった
躊躇なくいく古賀さん。すごいな! フグを初めて食べて死んでいった人を見てるようだな!
躊躇なくいく古賀さん。すごいな! フグを初めて食べて死んでいった人を見てるようだな!
道に落ちてた鯖の棒鮨食べて「…うまい!」である。しびれる! 森でつかまえた動物の脳みそとか客人にふるまってそう!
道に落ちてた鯖の棒鮨食べて「…うまい!」である。しびれる! 森でつかまえた動物の脳みそとか客人にふるまってそう!

彼女にいいところ見せるための拾い食い

古賀「鯖寿司すごい。ベッコリへこんでたね。これでお腹こわさないなんて信じられない」

――古賀さんやるなあと思いましたよ。躊躇なく食ってるなって。

古賀「拾い食いには躊躇ない人を見る楽しさもある。さっきの倦怠期のカップルでいうと、彼氏にいいとこ見せるという点もあるね」

――不良を仕込んでおいて撃退するデートのマンガ的な手法にも応用できるかもしれないですね。道に鯖寿司を置いておいて、デート中にさっと拾い食いする

古賀「女の子は『素敵ー! 抱いて!』って」

――『抱く……鯖寿司を食べて、お前を抱く……』か、なるほどねー

うっかりその場ではなるほどしてしまったが、よく考えるとそうはならないことは容易にわかる
なにかを見つけてほくそ笑む古賀さん
なにかを見つけてほくそ笑む古賀さん
マンホールの上のエビ天であった。(エビ天型に切り抜いたラップを下に敷いてある)
マンホールの上のエビ天であった。(エビ天型に切り抜いたラップを下に敷いてある)
そして古賀さんがその近くで見つけたものは
そして古賀さんがその近くで見つけたものは
小袋に入ったなんだかわからない白い粉(用意しておいた塩)である
小袋に入ったなんだかわからない白い粉(用意しておいた塩)である
道に落ちてたエビ天になんだかわからない粉をつけてパクっといった! お嬢さん、塩らしき粉をすぐに塩だと思わないで!
道に落ちてたエビ天になんだかわからない粉をつけてパクっといった! お嬢さん、塩らしき粉をすぐに塩だと思わないで!
わはははは、うめー! すげー! すげー! と古賀さん。「あの子、夏休みでなにかあったのかな…」という女の子はこんな感じじゃないかな(ぼくは男子校だったので分かってないんですが)
わはははは、うめー! すげー! すげー! と古賀さん。「あの子、夏休みでなにかあったのかな…」という女の子はこんな感じじゃないかな(ぼくは男子校だったので分かってないんですが)

「食べていいんだよ…」(ダメだけど)

古賀「塩、これに入れたっていうのがヤバイね」

――今日は古賀さんの"見知らぬ粉に落ちてたエビ天入れた記念日"ですね

古賀「でも今日最初の落ちてるケーキを食べた時点で『食べていいんだ』ってなった。解禁!って感じになったね、人生レベルで。

道に落ちてるものを見たときに食べる想像してゾッとしたりよくしてた。あー、食べちゃったりして……って。

うち父方のおばあちゃんは家の中に落ちたものを食べていい家で、母方の方は一切食べちゃだめ。でもほんと、落ちてるものこそ食べたいって思ってたので今日はうれしかったです」

古賀さんの最終回みたいな感じになってきた。さようなら古賀さん。アメリカに行ってもお元気で!
最後はプランターに
最後はプランターに
肉を置いてみた。100均で買ってきたプランターを洗ってスーパーのローストビーフを移し替えたのだが
肉を置いてみた。100均で買ってきたプランターを洗ってスーパーのローストビーフを移し替えたのだが
もうもうキャプションも「ウホッ」しかあてはまらないも「ウホッ」しかあてはまらない
もうキャプションも「ウホッ」しかあてはまらない
うめ〜!! あー、人間っていいな!という感じがする
ううめ〜!! あー、人間っていいな!という感じがする

夢は叶えていける!

――拾い食いしていい世界っていうのは信頼の上に成り立ってる理想的な世界だから

古賀「性善説だ。やさしい世界だよ」

――そう、毒を道に置く人なんていないと信じるし、細菌に対しても物を腐らせてないと信じるような世界

古賀「でもほんとものは拾って食いたいなと思ってたのでうれしいなあ。

あのさあ、 夢はかなえていけるって思った。だって落ちてる寿司を拾って食うなんて……こんな夢がかなうなんて思わなかったからね、一生のうちで」

古賀さんを拾い食いしてもらって本当によかった。道に落ちてた鯖寿司食って夢をかなえたのだ。こんなことってあるだろうか。

体験としてとにかく圧倒的だった。まっ暗闇で対話するイベントがあるように、道にリポD転がして飲むものがあってもいいような気がしてきた。
撮影終了後、プランターで食う人
撮影終了後、プランターで食う人
興奮しきって放心した古賀さん
興奮しきって放心した古賀さん

興奮オブ・ザ・2015上半期

その日思う存分拾い食いをしたあと、なぜかはわからないが駅前のユニクロに入り、セールだという下着を買った。ウォーホルの描いた牛が全面にプリントされていた。

もう、こういうものを買わねばおさまらなかったのだろう。拾い食いによって道は食卓になり規範ははちきれんばかりに膨張し、身も心も興奮した。いったいこの短い時間で何回「すごい」を言ったことか。

優勝した野球チームは水中メガネをかけたうえでビールをかけるくらいなら、拾い食いをするべきではないだろうか。それほどまでのお祭りだった。

古賀さんは走って帰っていった。走る必要はなかったそうだが彼女は拾い食いの夢をかなえて走って帰っていった。
牛柄の下着を買った。興奮していたのだと思う
牛柄の下着を買った。興奮していたのだと思う


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