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 那覇空港(沖縄県)の自衛隊ヘリと民間機2機の離着陸トラブルで、管制官は複数の態勢だったが、離陸許可を誤認したヘリの復唱を覚知できなかったことが分かった。一連のトラブルでは、事故を防ぐルールへの対応が問われている。民間機と自衛隊が共用する空港の過密ぶりも影響したという。

 管制官と航空機の交信は、管制官の指示を航空機が復唱して互いに内容を確認するルールがある。

 国土交通省によると、管制官は3日午後1時23分ごろ、全日空機に「オールニッポン1694」と呼びかけ、「クリアード フォー テイク オフ」と離陸許可を伝えた。