映画『延坪海戦』、一部ネット市民が「愛国商売」と批判

映画『延坪海戦』、一部ネット市民が「愛国商売」と批判

 10日公開の映画『延坪海戦』は試写会で一般客から好評だった。「海軍が製作を支援した映画ということで完成度に疑問があり、商業的な完成度が不十分だと心配されたが、その懸念を吹き飛ばした」という評価が主流だ。映画で描かれている第2延坪海戦(2002年)の犠牲者の遺族たちも「よくできている」と評価した。チョ・チョンヒョン下士の母親イム・ホンスンさんは「息子を亡くして今日もつらかったが、このように映画をきちんと作ってくださった方々に感謝している」と感動している様子だった。

 ところが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の一部のには、同映画を一方的に批判する内容の書き込みが次々とアップされている。保守政権が「愛国心を商売にしている」というのだ。

 ツイッターのあるユーザーは「延坪海戦の映画? みんな感動とか言って大騒ぎしてるけど…。そんなこと言ってだまされているのは保守のバカだけだろうよ」と書いた。別のツイッター・ユーザーは「MERS(中東呼吸器症候群)が危険なレベルに達しているこの時期に朝東(朝鮮日報・東亜日報)では『延坪海戦を見ろ』と大きく書いているが…何を考えているんだか…あいつらが言う愛国映画を見ればMERSも愛国心を発揮するっていうこと? とにかく個人の出世のためなら何でもする人間たちに何を望むっていうんだ!」などと書き込んでいる。

 あるポータルサイトに映画を見た感想を書いたネットユーザーは「『国ポン』(ククポン=過度な愛国主義に陶酔している人)以上でも以下でもない映画。(大ヒットした韓国映画)『国際市場で逢いましょう』でそれなりにもうかっているならいいじゃないか。自称・愛国保守者たちもいい加減にしておけよ」と批判した。

 また、ほかのネットユーザーは「極右化に向かっている国のムードを助長するような映画。保守政権が続いて国がますます極右化しようとしている。現政権になって南北関係が悪化しているが、あえてこのように北朝鮮の敵対心を誘発するような映画を公開する理由は何なのか。その真意に疑問を抱かざるを得ない。保守勢力は歴史歪曲(わいきょく)がひどい教科書を編さんし、若い世代に対し洗脳教育をしようとしている」と主張した。

イ・ドンフィ記者
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