横須賀に米新鋭イージス艦配備、中国をけん制か

南シナ海の領有権争いを繰り広げる中国のけん制が目的
最新の対空防衛システムを備えた軍艦

横須賀に米新鋭イージス艦配備、中国をけん制か

 オンライン軍事専門メディア『ミリタリードットコム』が「米国が、在日米軍基地に最新式の巡洋艦と航空母艦を配備する」と1日付で報じた。このところ南シナ海に人工島を建設してこの地域の領有権を強化しようとしている中国をけん制し、北朝鮮の核兵器および長距離弾道ミサイルの脅威に対処するための戦略だと解釈されている。

 報道によると、米海軍の新鋭イージス巡洋艦「チャンセラーズビル」(CG62)=写真=が先月28日、カリフォルニア州サンディエゴから横須賀にある在日米軍基地に向けて出港した。今後チャンセラーズビルは、海上安全保障作戦や自衛隊と共同の海上パトロールなどを行い、合同軍事演習にも参加する計画だという。最近、米海軍の巡洋艦現代化計画に基づき武器システムの改良作業を終えたチャンセラーズビルは、空襲やミサイル攻撃から航空母艦を守ることができる最新のイージスシステム「ベースライン9」を搭載している。「ベースライン9」を搭載した艦艇が前進配備されるのは、今回が初めて。チャンセラーズビルのカート・レンショー艦長は「最も優れた戦闘艦を前進配備するのが米海軍の原則。現在、チャンセラーズビルより優秀な軍艦はない」と語った。

 「チャンセラーズビル」は、対空・対艦能力はもちろんのこと、対潜攻撃機能までも備えており、多様な作戦の遂行が可能だ。米海軍の関係者は「チャンセラーズビルが横須賀港に移動することになったのは、ここにいる米海軍第7艦隊の戦力を強化するための措置。バラク・オバマ大統領が発表した『アジアに軸足を移す(Pivot to Asia)』政策に基づいて新鋭艦をアジア・太平洋地域に配備する、海軍の長期計画の一環」と語った。

 オバマ大統領は1日、ホワイトハウスで東南アジアの青年指導者らと会談し「(南シナ海に人工島を建設する中国の行為は)いくら合法と言い張ろうが、肘で他人を押し出すやり方にほかならない」と批判した。

 一方米国は、2017年までに弾道ミサイル防衛(BMD)能力を持つイージス駆逐艦2隻を横須賀に追加配備する計画だ。その一環として、今年の夏には駆逐艦「ベンフォールド」(DDG65)が、17年には駆逐艦「ミリアス」(DDG69)が配備される。在日米軍横須賀基地の原子力空母も、最新の艦に変わる。米海軍は08年9月、横須賀に原子力空母「ジョージ・ワシントン」を配備したが、近いうちに、性能を改良した空母「ロナルド・レーガン」と交代させる計画だ。

呉允熙(オ・ユンヒ)記者
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