韓国女子サッカーが世界最強の米国との親善試合で引けを取らない試合展開を見せ、引き分けで試合を終えた。2015国際サッカー連盟(FIFA)女子ワールドカップ(W杯)開幕まであと1週間と迫る中、韓国は「史上初の勝利またはベスト16進出」という目標達成に向け期待を高めている。
ユン・ドクヨ監督率いる韓国女子代表は31日(以下、韓国時間)、米ニュージャージー州のレッドブル・アリーナで行われた米国との親善試合に0-0で引き分けた。世界ランキング18位の韓国は、過去6回のW杯で優勝2回、準優勝1回、3位3回を記録している最有力優勝候補の米国(世界ランキング2位)を相手に貴重な引き分けを記録した。米国との通算戦績は7敗2分になった。
韓国は、Aマッチ242試合に出場し182得点を記録した女子サッカーの「伝説」アビー・ワンバックを前面に押し出した米国の攻撃を効果的に封じ、ディフェンスで合格点を取った。前半は4バックライン、後半には3バックラインで活発な動きを見せ、米国にプレッシャーを掛けた。韓国の厚い守りに封じられた米国は、前半でシュートを記録できなかった。米国のボール支配率は時間が経つにつれて上昇、後半に入るとピンチが数回あったが、GKキム・ジョンミ=現代製鉄=が見事に抑えた。
イングランド・プレミアリーグで最高選手に選ばれたエース池笑然(チ・ソヨン)=チェルシーLFC=は攻撃的MFとして出場、ワントップのユ・ヨンア=現代製鉄=の後ろでパスを回して攻めていった。キャプテンのチョ・ソヒョン=現代製鉄=も動き回って中央を圧迫、状況に応じたテンポ調整や果敢なパスで試合を動かし、「女・奇誠庸(キ・ソンヨン)」とでも言うべき役割を忠実にこなした。
DFの組織力はある程度軌道に乗ったが、攻撃力は残された期間中の補強課題として残っている。
2015年女子W杯は7日に開幕する。韓国は10日にブラジル(世界ランキング7位)、14日にコスタリカ(同37位)、18日にスペイン(同14位)とグループリーグ3試合を行う。今回の親善試合は韓国がブラジルのような強豪国と対戦しても負けることはないという自信を植え付けてくれた。韓国女子はこれまでW杯で2003年に1回、本大会に進出したが、グループリーグで全敗している。
この親善試合では米国のファン約2万6000人がスタジアムを埋め尽くした。ユン監督は「選手たちは大勢の観客がいるムードに慣れていないが、序盤にうまく克服した。今後、大きな大会で良い試合をするには、こうした困難を楽めるようにならなければ」と言った。韓国WKリーグ(女子実業サッカーリーグ)では1試合の観客が500人に達しない。