2015年6月1日16時01分
千葉県内の神社に油のような液体をかけた疑いが強まったとして、千葉県警が建造物損壊容疑で逮捕状を取った米国在住の日本人医師の男(52)が、被害のあった時期に、県内でレンタカーを借りていたことが捜査関係者などへの取材で分かった。県警は、防犯カメラの映像やレンタカーの記録などからこの男が関与した疑いが強いとみている。
捜査関係者などによると、男は米国在住でキリスト教系を標榜(ひょうぼう)する宗教団体の創立者。日本に滞在していた3月25日に県内のレンタカー業者で乗用車を借り、翌日に返した。
千葉県内では、香取神宮(香取市)と成田山新勝寺(成田市)が、それぞれ油のような液体をかけられる被害に遭っている。このうち香取神宮は3月26日朝、拝殿の階段に液体がかけられた跡を職員が見つけた。前日には、被害は確認されていない。警察によると、国指定重要文化財の楼門のほか、さい銭箱など十数カ所に液体がかけられた跡があった。
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