2015年4月25日と26日、今年も幕張メッセで「ニコニコ超会議2015」が開催された。「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトで2012年に始めてから4回目の開催となった今回は、幕張メッセの全ホールを貸し切って実施された。来場者数も15万人を超え、大型イベントとして定着して感があるニコニコ超会議。来場者数を伸ばし続ける要因は? そして今後はどう拡大していくのか――ニコニコ超会議を手がけてきた、ニワンゴの杉本誠司社長に話を聞いた。
――ニコニコ超会議の来場者は15万1115人、ネットを通じて生放送を見たネット来場者は794万495人まで拡大しました。
杉本社長(以下、杉本):今年で4回目でしたが、おかげさまで大勢の方に参加していただけました。会場は幕張メッセですが、これまでは1〜8ホールとイベントホールの54000平方メートルを使っていたものを、今回は新しく9、10、11ホールも加えて、会場スペースを約1.5倍の75000平方メートルに広げました。年々混雑が激しくなってきて、昨年は移動するのも大変なぐらいだったんですが、今回はそれを緩和しました。
この9〜11ホールには、コスプレ、アニメ、ゲーム、自衛隊、ロボットといった人気コンテンツのブースを配置したのですが、入口から他のホールを経由しないと行きにくい場所にあるので、そこまで来てもらえるように気を配りました。おかげさまで会場全体が狙い通りに埋まったと思います。
イベントホールは、これまでは夕方からのライブイベント「ニコニコ超パーティー」の会場だったんですが、今回は日中から開放しました。「ニコニコ超パーティー」は10月25日にさいたまスーパーアリーナで独立したイベントとして開催します(参考URL:http://choparty.jp/)。これは、超パーティーの規模が大きくなったということと、超パーティーに出演する人もニコニコのユーザーですから、1ユーザーとして超会議を楽しんでほしい、原点回帰しようということからです。
――楽しみやすくするために意識したことは?
杉本:規模を大きくするだけではなく、ランドマークになるものを各所に設置しました。例えばロボットのブース(超ロボットエリア)には『機動警察パトレイバー』に出てくる人型ロボット・イングラムの実物大モデルを置きました。ほかにも国立科学博物館から来た恐竜の骨格、ピカソの作品、巨大なテレビちゃんモニターなどです。
テレビちゃんモニターは表示されたコメントがその場で印刷されて落ちてくる仕掛けにしました。自分のコメントが形になって出てくるので、記念に持ち帰る人も多かったですね。
こうしたランドマークは参加者の撮影スポットになります。撮影した写真はみなさんがその場でツイッターやフェイスブックといったSNSに投稿して拡散してくれるんですね。参加者の情報発信力・拡散力が、今回はこれまでになく強力でした。
また今回は、ブースの運営や企画でもユーザーに依存する割合を増やしました。例えば2階廊下などをユーザーに開放して、即売やパフォーマンスなどができるようにしました。