数々のアニマス傑作MADを生み出してきたことで知られる津名氏。しかし、彼の持つ顔はそれだけにとどまらない。知る人ぞ知る毎週土曜のクソコラ生放送、彼はその放送主でもある。何を血迷ったのか、あんなPもこんなPもいつしか気づけば吸い寄せられるクソコラの魅力。その魔性の生放送に、先日新たな枠が誕生した。津名氏がニコマス、アニメMAD、クソコラ等の界隈を問わず、気になる人々とざっくばらんに対談していく企画、その名も「44○ meets …」。記念すべき第1回は、同じくアニマスやデレマスアニメMADの表現で挑戦を続けている/sec.P(ぱーせかんど)を招き、その思いに迫った。transcribed & edited by 朗読P
対談スタジオイメージ図(作成:あごひげックス氏)
いやー、あれは大胆な告白でしたよね。
津名 何が理由で、とかそういう話ではないんですが(Skypeで)通話ができるようになったので、お話をしていこうかな、という流れです。実は(/sec.Pさんとは)初めまして、に近い関係ですよね。
/sec.P お話をさせていただくのは今日が初めてですね。
津名 僕が/sec.Pさんを知ったきっかけというのは、Twitterのリツイートで回ってきたとあるリンクを見たのが初めてでしたね。(そのツイートの内容は)新人Pが集まる座談会のような生放送へのリンクだったんですけど、それを覗きに行ったら/sec.Pさんがちょうど話しているところで、そのときに「誰の影響でこれ(動画制作)を始めたんですか?」という話題になっていて、そこで「(きっかけは)津名さんなんですよ」と言っているのを聞いて「ファッ!?」となったのが最初の出会いだったんですよね(笑)。
/sec.P わー、聞かれてた(笑)。
津名 やべえ!ホモの告白か!?みたいな話で(失礼)。マジかよー、とビックリしてですね。なかなかこの界隈は人を追いかける理由というもの(を得る・持つの)が難しいのですが、それをきっかけにして(以降は)色々(/sec.Pさんの動画を)拝見させていただいていた、という感じですね。
/sec.P まさか聞かれているとは思っていなくて……(笑)。
津名 いやー、あれは大胆な告白でしたよね。
/sec.P (津名さんがそのきっかけというのは、制作を)始めたときから結構言ってはいましたけど……(笑)。
津名 そもそもあれです? 動画を作り始めたきっかけは、ニコニコ上で何かをご覧になったということだと伺っていますが、実際にご自身で制作を始めた時期というのもそれと同じくらいの頃だったんですか?
/sec.P 作り始めたのは一昨年……かな。私は部活動に入っていまして、今でもそれは続けているんですけど、(当時)そのプロモーションビデオのようなものを作ろうということになったとき、ちょうど動画編集ソフトを触ってみたかったので「じゃあ俺やるよ!」と引き受けたのが最初ですね。そしてそこからどんどん時間ができていく中で「アニメのMADを作ってみたいな」と思ったので。
津名 なるほど。ということはあれですか、大学に進学されてから編集ソフトを初めていじった、みたいな感じ?
/sec.P そうですね、入ってからです。
津名 じゃあまだ(制作を)始めてから3年も経っていないのかしら……?
/sec.P ですね、編集ソフトを触ってから3年経ったか経っていないか、くらいです。知らないことが多すぎるんですよね(笑)。
津名 いやいやいや!!!多分僕の30倍くらいは既に知っていると思うので(笑)。若い方は飲み込み早いですよ、ホントに……。
/sec.P 作る度に、「ああ、こんなやり方もあるんだな」というところに気付かされるばかりです。
津名 普段の制作にはAviUtlを使っている感じなんでしょうか?
/sec.P AviUtlだけですね。
津名 ということは今まで作ってきた作品は全部AviUtl謹製?
/sec.P はい、そうですね。そうなっています。
津名 どうですか、皆さん!(大声)(/sec.Pさんのように)フリーソフトでもここまでできるんですよ! おじさんが作っているのはアレです、有料ソフトなんですけどPEGASYS(ペガシス)というメーカーさんが出しているTMPGEncシリーズでずっと作っていまして。AviUtlはね、当時(動画制作を始めた頃の)僕はフリーのエンコーダーぐらいの感覚しか持っていませんでしたから。僕のきっかけは、結婚式の動画をうんちゃらかんちゃらという話の流れで――これはだいたい動画を作っている人なら一度は通る道だとは思うんですけど――(依頼されたりして)人の動画を何かしら作るという話になったときに、「あ、これMAD作れるじゃない!制作活動いけるじゃない!」と気がついて(制作を)始めたのが最初でしたね……。ちなみに/sec.Pさんは、今は基本アイマスを主としてMADを作っていらっしゃるということなんですけれども、他のアニメ作品とかでは作ったりしないんですか?今後のご予定として。
/sec.P そうですねー……、作りたいものを複数考えてはいるんですけど、何だかんだまだアニマスで作りたいものがいろいろあって、それをひとしきりやってからしたいかな、と。
津名 なるほどなるほど。あー、僕も今この配信をやりながら思ったことなんですけど、クソコラクラスタ・MADクラスタ・ニコマスクラスタとあって、その類似性というか、そういうところの橋渡しみたいなものができたらいいな、とぼんやり思いまして。やっぱりご自身で興味のある作品がアイマスの他にもあるようでしたら、(/sec.Pさんの)そういったMADもぜひ見てみたいな、と個人的に思っているので、すごく楽しみにしています。
やっぱり曲が好きで作っている作品というのは思い入れもあるし、(他のものとは)ちょっと違いますよ。見ていてもわかるから、それは。
津名 じゃあ次は今まで作った作品の話に移りますけれども、ご自身が作ってきた中で一番気に入っているものはなんですかね。
/sec.P 僕が一番気に入っているのは、NoNoWire14に出した(Zeddの)『Spectrum』(動画名は『AFTER IM@GE』)。あれですね。
津名 あれいいんだよなあ……(笑)。あれは2014年の20選に入れざるを得ない、っていうレベルだったんだよなあ。 今の質問では『Spir@l to the future.』(2015/3/23時点で権利者削除)の方が(回答に)来るか?、と思いました。個人的にはNoNoWireに出された作品の方が(/sec.Pさんの)味が出ていたかな~、と感じていましたね。
/sec.P そうですね。僕もどちらが好きかといわれたら『Spectrum』と言いますね。あの動画(『Spir@l to the future.』)は、YouTubeでたまたまそのPVを見て「これやってみたら面白そうじゃない」と思いついて。作っているときはあんなに反響をいただけるとは微塵も思っていなかったんですけど(笑)。
津名 いやいやいや、すごく丁寧に作っているなーということは見てすぐ分かったので。曲が好きなんだな、と。やっぱり曲が好きで作っている作品というのは思い入れもあるし、(他のものとは)ちょっと違いますよ。見ていても分かるから、それは。
/sec.P (元の)PV(にある演出)を使ってみようと思った作品は、それこそ1フレーム単位で同じものを作ってやろうというくらいには。
津名 そこはこだわりですよね。
/sec.P あとは(『Spir@l to the future.』に使った)グッドモーニングアメリカの曲を探したのも、元は津名さんのMADからでしたし(笑)。『いつものかえりみち』ですね。
津名 あれかー(笑)。ありがたいことですね、ホントにね。
/sec.P (あの動画では)タイトルロゴ出てきた時に、ちょっともうブワッとなっちゃって。
津名 やばいっすね……、大胆な告白が次から次へと繰り広げられて、ここ本来なら頬を赤らめるところなんですけど、僕は今酒飲んでるんでそれどころじゃないんですね!(※さらに酒を呑む)
/sec.P いやー、もう本当に好きなんですよ。
津名 皆さん聞いてます?こんな青少年がいるんですよ!僕のひとりよがりなね、オナニー的なものではないってことが証明されましたね。いやー、よかったなあ(完)。さて、まあそれはそれとして話を戻すと、NoNoWireというイベントに関連して(NoNoWire)on floorにも行かれたりしたんですか?
/sec.P on floorには行けなかったんですよね。
津名 あ、そうなんですか。NoNoWireは(元の)イベントそのものもすごいなと思っていたんですけど、あれをね、ああいったハコみたいなところでやるのもまた違った趣があるのかな、とふと思ったので。
/sec.P (そういったイベントが)あるということは知っていて、行きたかったんですが、ちょっと部活動が忙しくて……
津名 /sec.Pさんは、たしか運動部でしたっけ?
/sec.P はい。今も陸上競技をやっていまして。
津名 それは走るの速いぜ的な……?(曖昧)
/sec.P はい、短距離種目を専門に、もう15年近くやらせていただいてます。
津名 あー、そうでしたか、なるほど。ちなみに今、ちょっと個人情報を散らばせていってる感じですけど、大丈夫ですかね?ヤバイ質問には答えなくていいのでね!ノーコメントとかで(笑)。
/sec.P はい(笑)。
津名 いや、学生さんとしゃべる機会って久しぶりなんでね、ぶっちゃけ何聞いていいのかわからないんですけど(笑)。やー、自分が学生だった時ってもう十何年前の頃ですから、相当懐かしいものを感じていますけれども。あ、お酒は飲まれたりするんですか?運動系ってことは、サークルとかでガンガン飲まされたりとか。
/sec.P 部活などではお酒を人と飲むことはあまりないですね。そんなに飲まないので。あ、これは(お酒が)嫌いということではなく、単に飲む機会が少ないという意味で。今は飲んでいますけれど(笑)。
津名 そうでしたか。僕は基本的に酒飲みなので「酒飲みに行こうよ」と言われたら出会い厨丸出しで行っちゃうんですけど、そういうのは(引く人もいるので)自粛するように気をつけていきたいと思います(笑)。
自分がやらないことを(作品の中で)やられると「ああ、自分も頑張らなきゃな」という刺激にはなっていますね。
津名 普段(動画を)作っている中で、気にかけていることはあったりしますかね?
/sec.P 作っているときは、カットの切り替えのタイミングにかなり気を使っています。
津名 それはシーンの切り貼り的な部分……?でも、僕が最近/sec.Pさんをストーキングしている限りでは割と切り抜きを多めにされているかなと思うんですが。
/sec.P 切り抜きは「これをやったらどうなるのかな」という興味本位でやっている部分があるんですけど、さっき津名さんが仰っていたMADの「丁寧さ」を表すというところでは、そういう(カットの)切り替えの部分であったり、自分の動かせる範囲のものであったりを意識して(制作を)やっていますね。津名さんのMADを見ていても、カット割りのところで「あ、やっぱりここで切り替わると気持ちいいんだな」と観察したり。
津名 あー、どうなんですかね。僕は本当に切り貼りしかできないので、どうしてもそこの部分にこだわらざるを得ないというのが常時悩みの種でもあるんですけど。ただやっぱり、「技」が増えた方が表現の幅は広がるのかな、とは感じていて。
/sec.P (自分が)切り抜きをしているのも、(一度)抜いてしまえばあとは素材としていつでも使えるということがあるので。その点では、今時間があるうちにやっておこうというのはありますね。
津名 僕が作るMADは(曲が)ミドルテンポというか、割と(BPM)遅めのものが多いので、(切り替えまでに)どうしても長回しになることが多いんですよね。そこは切り貼りをやっていると不安になる部分で……。「間がもたないんじゃないか」と。
/sec.P 長回しするには勇気がいりますよね。
津名 怖いんですよ。それこそ『いつものかえりみち』は心配でしたね。作りながら、ずっと心配でした。大丈夫かな、(間が)もつのかなこれで、と。個人的には、1サビのところでやよいおりが出て、長介が出てきて……というところが一番やりたかったところだったので、あそこを(見た人に)気に入ってもらえたのなら一番嬉しいなあ、と思って作っていました。
/sec.P うまく言えないですけど、グッと来るんですよね、見ていて。いいなあ、と。
津名 本当に嬉しいですね……、そう言っていただけると。 ちょっと話は変わりますけど、/sec.Pさんはまだまだお若い方ということでP名を名乗ってからもそんなに期間は経っていないと思うんですが、同期というか同年代、同じくらいの時期にデビューされた方で意識されている人はいらっしゃいますか?
/sec.P そうですね、いますね。
津名 差し支えなければ、二~三人、いや、お一人でも教えていただければ。
/sec.P 2014年が(自分の)デビュー年なんですが、特に意識しているという人は3人いまして、一人は(放送の)コメントでも出ましたけどサトウくんP、そしてゲッサンのミリオンライブのMADを作ったうみのみるくP、あとは津名さんもご存知のオレンジパーカーP。意識している……といいますか、その皆さんとは特に懇意にさせていただいていて、実は直接お会いして話す機会も何度かあったんです。
津名 なるほど。(「潰す予定なの?」というコメントを見て)「潰す予定なの?」とかちょっと(笑)。
/sec.P 潰すどころか……(自分の方が)潰されそうですけど(笑)。
津名 いやいやいや(笑)。まあでもあれですよね、同時期の方といいますか、目指す方がいらっしゃって「わー、すげえもの出してるな。これはがんばってるな」と意識されているのかな、というのはすごく感じますけどね。
/sec.P (その皆さんは)基本的に静止画を使ったものをメインで制作されている方々ということで、一方自分は静止画を動かしてMADを作るということをしたことがないものですから、余計に「自分にはできないこと」をうまくというか、きれいにやっていらっしゃるのはすごいな、と思います。あと、オレンジパーカーPはムビマス(を素材にした場合)でも動画を作れる方なので、やっぱりその表現の幅が僕とはちょっと違うな、と感じるところはありますし、それで自分がやらないことを(作品の中で)やられると「ああ、自分も頑張らなきゃな」という刺激にはなっていますね。
津名 そうすると、お互いに投稿した動画は気にしながら見ている感じなんですかね?
/sec.P そうですね、多分見ているんじゃないかと(笑)。オレンジパーカーPはTwitterかどこかにいると思うので。
津名 あー、ライバル宣言ですね、これはね(笑)。皆さん覚えといてくださいね、メモっといてください。
/sec.P 新作待ってま~す(^^
津名 催促来ましたよ、これ(笑)。やー、でもミリオンで動画作ってる勢は本当にそこが大変だと思いますね。やっぱり素材が少ない点とか。
/sec.P 限られた素材をどう使うか、というところですね。
津名 静止画MADの文脈というものを、アニマスから入った人以上に先にやらないといけないのかな、と。劇場版のアイドルマスターの中で出たメンバーをプロデュースしている方であれば、あの部分も(使える)、という話になるとは思うんですけど、それでも素材としてはあの2時間分しかないわけですよね。それで「表現し得ない」と思ったなら、例えばオレンジパーカーPの志保MAD(参考リンク:『奏(かなで)』、『瞳の中のシリウス -crescendo-』)みたいにね、「表現したいことがもっともっとあるんだよ」という思いを自分の中で突き詰めていくことが、技術的な上達にも繋がっていくんだと思いますし。
/sec.P そうですね。
僕がアニマス(での制作)にこだわっていく、ということでいくと、逆に(究極的には)その世界のことしか僕は知らないので。だったら、僕はその世界のことを全力で表現していきたいな、という気持ちでいます。
津名 ところで、/sec.Pさんは今デレマス・ミリマス・765プロ等々ある中では、どれを一番個人的にこだわっているといいますか、俗に言う「推しメン」のようなものはあったりするんですか?
/sec.P それはですねー……(自分は)ゲームをやっていないので、実はデレマス・ミリマスには触れていないんですよね。
津名 お、それはちょっと意外ですね。ああ、でも今だからこそ、こういう(ニコマスへの)入り方をされている方も多いんでしょうかね。僕も正直、ゲームをそこまでガッツリやっていたわけでもなくて、アニマスがあって、そこから入ってきた人間なので。「ゲーム本編をやっているのが大前提」という話については、入ってきた当初変に気を遣ってしまったんですよね。「"にわか"だと言われそう」って(笑)。そういう意味では今の話でいくと、(/sec.Pさんも)そこの部分のある種「怯え」みたいなものはあったんですか?「怯え」なんて言うのはちょっと変ですけど(笑)。
/sec.P (自分も)アニマスからではありましたけど、ニコニコだと無印のコミュの動画とかが上げられていますよね。それで「(アイマスを知るのに)自分でもせめて何かできることはないかな」と考えて、そういった動画を見たりはしていました。でも「その子のこと知らないじゃん、お前」と言われると、そこは「そうですね、すみません」としか。
津名 なるほど~。今コメントでも流れてたんですけど「固定ゲーム機でやっていなかったらキャラの性質がつかめないんじゃないの?」という意見がありましたが、そういうところはどうですか。
/sec.P うーん……僕が作りたいのはアニメの中でのお話なので。
津名 じゃあもう、フィールドがそこだってことね。
/sec.P 僕がアニマス(での制作)にこだわっていく、ということでいくと、逆に(究極的には)その世界のことしか僕は知らないので。だったら、僕はその世界のことを全力で表現していきたいな、という気持ちでいます。
津名 いいと思いますよ、それで。
/sec.P ダンスPVとか憧れますけどね(笑)。
津名 「PV系を作ってみたい!」って、やっぱり思ったりしますか?ゲーム素材を使っての動画、という意味で。
/sec.P 「ダンスPVだったらこんなことができるんじゃないのかな」と思うときはありますね。やっぱりアニメだと限定されたカットしか使えないので、そこは羨ましいな、と思うんですけど。でも、まだまだアニメでやりたいことがたくさんあるので。
津名 そうそう、そこが大きいですよね。やっているものの中で、素材の中で「まだこれは表現できるんじゃないか」と思ったら、まだまだそこにこだわっていけるのかな、と思いますし。素材の幅を求めてプラットフォームを変えていくということが、はたして正しいことなのかどうなのかという問いについては、絶対にまた自問自答する部分が今後出てくるんじゃないかとも思います。僕の場合は入り口がそこだったという意識が自分の中に今もあるから、尚の事そうなのかもしれませんが。今コメントでも、「ダンスも借り物とかあるからいけるいける」とありましたけれども、縛り・制約のある中からできる表現を模索していく方が、今後の(自分の中での)発展性はあるんじゃないかと個人的には思っています。
/sec.P (「新しい表現を求めてみたら帰ってこれなくなったゾ(stig」というコメントを見て)今Stigいませんでした?(笑)
津名 いたかもしれませんね(笑)。一瞬横切ったのが見えましたけど、大丈夫なんですかね(笑)。僕もアニマスから入って、(自分は)PVができないと思っていたんですよ。まあ実際今もできていないんですけど。ただ(それでも)意外と表現できることっていっぱいあるんですよ。僕は2011年デビューなので、もう(入ってきて)4年になりますけど、まだネタの枯渇はないですからね。(アイマスが)そういう意味ではすごく懐の深いコンテンツだなあ、と。
/sec.P そうですね。最近、曲を聴けば聴くほどイメージがポンポン浮かんできて、終わらないんですよ。「ああ、これもいけそうだな、あれも面白そうだな……」とかどんどん出てきて、逆に消化しきれなくて困っているくらいです(笑)。
津名 その感覚がある限りは、こだわっていけますよね。じゃあそこは今後もぜひ楽しみにさせていただいて……。目下、次に参加するイベントの目星はつけていらっしゃるんでしょうか?今公示が出ている分だとMSC VとかNoNoWire15……かな。
/sec.P あれ、NoNoWire15ってもう(主催のふぃるPから)アナウンスされていましたっけ。
津名 まだだったかな。(白痴)
/sec.P ただ、(イベントが)あると見越したうえで、NoNoWireのやつは今準備(主に切抜き)をしています。
津名 (「MSCは身元が明らかになるような表明をしてはいけない」という複数のコメントについて)あ、そうか、MSCは出るとか言っちゃいけないのか!ちょっとイベントの趣旨を分かってないもんで、誠に申し訳ございません(笑)。まあでも、(/sec.Pさんも)今なお色々な可能性を模索していらっしゃるということで、新作が楽しみですね!これは僕個人だけでなく、今(この放送を)見ている方の中にもそういう方が多数いらっしゃると思いますので、そういった方々への意気込みを最後にいただければ。
/sec.P まだまだ拙い点もあるかとは思うんですが、それでも「今だからこそできる」こともまたあるのかな、と思いながら作っております。また、そんな中で自分が見たくて表現したものが、少しでも見てくださった方の心の琴線にも触れてくれたらいいな、と思っています。どうか暖かい目で見守っていただければ(笑)。今後とも、よろしくお願い致します。
津名 いいコメントですねえ(笑)。第1回のゲストに呼んで大正解でございました。
/sec.P あ、津名さんの新作も期待していますので(笑)。
津名 あっ、分かりました。何とか早く作れればと思っています(笑)。やっぱりフックになるものがあればね、頑張っていけると思いますので。では、今回は第1回のゲストということで、/sec.Pさんでした。ありがとうございました。
/sec.P ありがとうございました。
[Guest]
・/sec.P(ぱーせかんど)
2014年2月、ニコマスPとしてデビュー。アニマスMADの制作を中心に活動しており、新たな表現を日々積極的に探求している。対談中でも出てきたが、編集は専らAviUtlで行なっている。代表作は『【MAD】AFTER IM@GE. 【NoNoWire14】』。
[Personality]
・津名(シシ○)
2008年3月下旬頃『【MAD】waltz【秒速5センチメートル】』にてMAD初投稿(※現存する作品は再投稿のもの)。その後、2011年8月『【AMV】 Haven't Met You Yet 【THE IDOLM@STER】』でのニコマスデビューをきっかけに、図らずも「どこかで見たような黄色い犬」「クソコラおじさん」として同時デビュー。四方八方から忍び寄る著作権の影に怯えつつ、刹那的な笑いを提供することに命をかけている。代表作は『【MAD】 友達のうた 【化物語】』『【MAD】 永遠の存在者 【THE IDOLM@STER】』。今回の対談等の番組は、コミュニティ『【悲報】津名さんがまた何かやらかした模様』で不定期放送中。
-
次の記事これより新しい記事はありません。
-
前の記事これより過去の記事はありません。