ニュース詳細
福島 ホースの亀裂から汚染雨水が漏えい5月29日 19時48分
k10010096271_201505292149_201505292150.mp4
東京電力福島第一原子力発電所で、比較的高い濃度の放射性物質を含む水がホースの亀裂から漏れ出しているのが見つかりました。漏れた水は排水路を通じて原発の港湾内に流れ出ていて、東京電力で、詳しい漏えいの状況を調べています。
東京電力によりますと、29日午前10時ごろ、福島第一原発で、高台に設けられたタンクと別の建屋をつなぐホースから水が漏れ出しているのをパトロール中の作業員が見つけました。
このホースの中には、汚染された雨水を処理した過程で出た比較的高い濃度の放射性物質を含む水が通っていて、ホースにはおよそ1センチの亀裂ができていたということです。
また、漏れ出した水は排水路を通って原発の港湾内に流れ出していますが、この排水路では、28日の時点でベータ線という放射線を出す放射性物質の濃度が1リットル当たりおよそ1200ベクレルと、前日の40倍に跳ね上がり、29日も最大で1400ベクレルまで上がったいうことです。このため東京電力は、漏えいが28日から29日にかけて続いていたとみて、水が漏れ出した詳しい状況を調べています。
問題のホースは耐久性不足などの指摘を受けて取り替えが進められていたということで、福島県は東京電力に対して原因の調査と再発防止を徹底するよう申し入れました。
このホースの中には、汚染された雨水を処理した過程で出た比較的高い濃度の放射性物質を含む水が通っていて、ホースにはおよそ1センチの亀裂ができていたということです。
また、漏れ出した水は排水路を通って原発の港湾内に流れ出していますが、この排水路では、28日の時点でベータ線という放射線を出す放射性物質の濃度が1リットル当たりおよそ1200ベクレルと、前日の40倍に跳ね上がり、29日も最大で1400ベクレルまで上がったいうことです。このため東京電力は、漏えいが28日から29日にかけて続いていたとみて、水が漏れ出した詳しい状況を調べています。
問題のホースは耐久性不足などの指摘を受けて取り替えが進められていたということで、福島県は東京電力に対して原因の調査と再発防止を徹底するよう申し入れました。