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フミコフミオの夫婦前菜第10回「サッカー観戦と激辛血の池担担麺でハートに火をつけようゼーット!」

人気連載「フミコフミオの夫婦前菜」も節目の10回目。奥様とのやりとりも気になるところですが、冷え切ったあなたのハートに火をつける!と言うことでフミコフミオさんがサッカー観戦しながら食べられる湘南グルメと激辛担担麺を淡々とご紹介いたします。奥様のハートに変化はあったのでしょうか。(平塚のグルメラーメン

フミコフミオの夫婦前菜第10回「サッカー観戦と激辛血の池担担麺でハートに火をつけようゼーット!」

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「夫婦でホットになろう!」「ハートに火をつけよう!」って一念発起した僕は妻を連れてプロサッカー観戦に行くことにした。サッカーの狂騒に身をさらせば低血圧の妻も熱くなるはず。ラッキーなことに我が地元にはJ1チーム、湘南ベルマーレがある。ベルマーレのホームである平塚は、僕が高校時代を過ごした街。並々ならぬ思い入れがあるので、僕がシーズンチケットを買わない程度の熱狂的なサポーターになってしまったのも自然の流れなのである。

 

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5月23日の清水エスパルス戦は産業能率大学イベントデーとなっていて大学生が大挙してスタジアムを訪れるらしい。「中年男の価値は女子大生フォロワーの数で決まる」を座右の銘にしている僕がスルー出来るはずもなかったのは言うまでもない。

 

 湘南ベルマーレのホームゲーム@Shonan BMWスタジアム平塚では、「ベルマーレフードパーク」といって、地元湘南の名店が出店しているので超おすすめだったりする。

 

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広いエリアに点在している名店が一つの場所でお手軽に味わえる。嬉しい。楽しい。大好き。なんだけど絶賛専業主婦中の妻が己の財布から金を出そうとしないのがいちいち気になり食べまくれない器の小さい僕なのであった。

 

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 どれも美味しそうで目移りしてしまうが今回はこのお店にしてみた。

 

「NOMADIC CAFE」

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 暑い日に食欲をそそるメニュー。

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僕はグリーンカレー。妻にもわけてあげました。二人でシェアすれば美味しさも二倍。美味しかった。

 

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妻はガパオを注文。わけてもらえませんでした。一人で独占すれば美味しさ三倍。美味しそうだった。悔しいので近い将来、本店に赴いて食べてみたい。リベンジだ!

 

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腹を満たしたあとグラウンドへゴー。この季節はサッカー観戦には最適で、吹き抜けていく風が気持ちいい。

 

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ビールで気持ちよくなっていっちょ前にサポーターぽいポーズを取ってみたりしてみる中年の図。

 

試合経過を詳細にレポートすると四対〇でベルマーレの勝利。興奮状態のゴール裏。僕は妻に気づかれないようベルマーレクイーンのお姿を目で追うのに必死。

 

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勝利のダンス。楽しかった!

 

試合後、平塚駅まで帰る途上で気になる担担麺専門店を発見。

 

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「天竜担担麺店」。地獄の担担麺!?血の池地獄!?客を地獄に落とす気か!

 

ドクロと赤黒のヘビーメタルな感じが非常に挑戦的。以前ここを通ったときはこんなにデスデスした尖ったヘビーメタルな店ではなく、先代の味を頑固に守る老舗的な雰囲気を醸し出すお店だったはずだ。それがデスデス。跡継ぎがヘビーメタルなのだろうか。

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「創業昭和2年」とマッチしない物騒な表記の数々。

 

気になる。入りたい。しかし人が死んだり爆発したりするような映画を嫌う妻が、こんなドクロでデスデスな店に入るのをヨシとするとは思えない。しかし課長であり、世帯主でもある僕には決定権がある。恐る恐るお伺いしてみると、意外や意外、妻は「ゴートゥーヘル(お前は死ね)」とサムダウンしながら笑顔で言ってくれました。

 

地獄の担担麺には「地獄の担担麺」とつけ麺タイプの「地獄のつけ麺」があり、それぞれ入門編(地獄の階段への入り口)、中級編(地獄への進撃が止まらない)、プロフェッショナル編(指折りの辛さ巧者プロフェッサー)、地獄のヘリテイジ編(辛さ地獄の最上階へようこそ)と地獄への距離と辛さにより四段階に分けられていた。これだけ地獄をタイプしたの初めてっす。麺の量も大・中・小から自由に選べる。

 

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通常、ブロガーがこういった食レポート記事を書く場合、最も地獄をみるであろう「地獄のヘリテイジ編 地獄の担担麺(大盛り)」を食して、大汗をかきながら呆けたような大袈裟な表情をしたり、テーブルに突っ伏したりとわざわざ普通の人がしないような不自然なアクションをしてアッピールするところだけど、僕はそういうことはしない。疲れるから。

 

僕は最も中途半端な「地獄の中級編(中)」をオーダー。すると妻が「これだからアナタは…いつまでも大成しないのね…」と言うのが聞こえた。幻聴だろうか。

 

地獄の麺どーん。 

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血の池のようである。

 

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赤い物体がところどころに浮いているスープがいかにも辛そう。いや辛い。超辛い。カッラー!中級にしといて良かった。不自然な辛さではなくゴマの風味が効いていて、辛さの中にほのかな甘味が感じられて美味しい。合間にガブ飲みするお冷まで美味い。あとから知ったのだけれども、ゴマはケチらずに使うのが店のポリシーらしい。

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 担担麺というと細麺なイメージがあるけど、中太麺がいい感じ。

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超辛いけれど食べすすめるのをやめられない味。辛い。うまい。やばい。辛い。うまい。やばい。時折、地獄を垣間見ながら完食。するとすでに地獄の担担麺ヘリテイジ編を平らげていた妻が「スープが残っている。ダメ。やり直し」と残酷に言い放ったので一気に飲み干した。突き抜ける地獄的な辛さ!僕は大汗をかいて大袈裟な表情をつくり、テーブルに突っ伏したりとアホーなアクションをして地獄の辛さに耐えたのである。突っ伏してもだえ苦しむ僕の耳に「ゴートゥーヘル」悪魔の囁きが聞こえた。

 

結局、飲み干せなかった…。 

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さぁ、この夏、皆さんも激辛担担麺で地獄めぐりをしてみませんか。

 

今回のお店

 

書いてる人

フミコフミオ

海辺の町でロックンロールを叫ぶ不惑の会社員です。90年代末からWeb日記で恥を綴り続けて15年、現在の主戦場ははてなブログ。内容はナッシング、更新はおっさんの不整脈並みに不定期。でも、それがロックってもんだろう?ピース!

 ブログ「Everything you've ever Dreamed」:http://delete-all.hatenablog.com/

ツイッター:https://twitter.com/Delete_All

               
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