自民党の若手国会議員有志が26日、太平洋戦争で米軍に撃沈された旧日本海軍の戦艦「大和」の引き揚げを検討する議員連盟を発足し、国会内で初会合を開いた。大和が沈む鹿児島県南西沖の海底調査などを政府に求める提言を6月にもまとめる方針だ。

 初会合後、呼び掛け人の中川俊直衆院議員は「戦後70年の節目の年。不戦の誓いのためにも引き揚げには意義がある」と記者団に語った。議連は「海底の戦艦『大和』『武蔵』調査研究会」。フィリピン中部シブヤン海で沈没した姉妹艦の武蔵の研究も進める。

 初会合には、大和建造の地である広島県呉市の大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)の戸高一成館長が招かれた。戸高氏は「平和の大切さを伝える大和の歴史を学ぶことは大事だ」と強調した。(共同)