韓・印首脳、100億ドル規模の経済協力で合意

■国防から文化まで交流拡大

 両首脳は政治・安全保障、科学技術、文化の各分野でも協力を深めることで一致。具体的には▲首脳会談を毎年行う(相互訪問または多国間会合に合わせ)▲両国の外交・国防次官協議(2+2)新設▲両国の国家安全保障担当部署による定期協議▲防衛産業分野での協力強化――で合意した。

 モディ首相は「韓国は(日本に続き)外交・国防2+2会合を始めることになる。北朝鮮は核兵器、弾道ミサイル開発をめぐり、国際的な義務を完全に順守すべきだ」と訴えた。モディ首相は朴大統領に対し、「宇宙分野で両国が協力する余地は大きい。月面探査、衛星航法、宇宙科学とその応用という各分野で緊密に緊密に協力していこう」と呼びかけた。

 両国はまた、インドのアヨディア地区で韓半島(朝鮮半島)の古代国家、伽耶(加羅)の始祖、金首露(キムスロ)王の許黄玉(ホ・ファンオク)王妃を記念する碑を共同で改修することになった。今回結ばれた「韓・インド視聴覚映像共同製作協定」には、一定の条件を備えた共同製作映像を国内で製作されたコンテンツと同様に扱うことが盛り込まれた。インドの映像コンテンツ市場は83億ドル規模と推定される。

 首脳会談に先立ち、朴大統領はピンクのジャケット姿で大統領府(青瓦台)本館外の階段に出て、モディ首相を出迎えた。昨年11月にミャンマーで開かれた東アジアサミット(EAS)以来6カ月ぶりの会談だった。

崔宰赫(チェ・ジェヒョク)記者
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