2015年05月19日

ベアナックルボクシングの意外にも高い安全性

かつてボクシングは素手(ベアナックル)で行われていた事をご存じでしょうか。
それは現在のボクシングよりも危険で過激に思われますがそのイメージは間違いかもしれません。

元記事 http://twentytwowords.com/bare-knuckled-boxing-is-safer-than-boxing-with-gloves/

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スポーツ史家のニコラス・ホビー氏によれば、グローブがボクシングに導入された理由は主に二つだと言う

@試合を短く終わらせるため (1897年に行われた最後のベアナックルボクシングは75ラウンドにも及んだ)

A観客が、顔面の殴り合いと派手なノックアウトを望んだため


ベアナックルボクシングでは頭部は優先的な標的ではないためにベアナックルボクサーの構えはボディを主に防御している。グローブ無しに効果的なパンチを頭蓋骨に打ち込めば拳が壊れてしまうからだ。

グローブは顎の骨折や歯の損傷、失明を減らし、パンチの威力を向上させた。(頭蓋骨を打って拳をこわすことはたまにあるが)
だが、同時に10オンスグローブは一発のパンチに「時速32.2qで飛んでいく綿に包まれた5.5kgの木槌」に匹敵する威力を与えたのだ。

グローブのおかげで頭部を殴る側の痛みは減り、頭部は打撃の優先的な標的になった。
かつての素手のボクシングは一見、とても見映えが悪く暴力的だった。だが現在のボクシングは暴力性の代わりに致死性を持っている。

ホビー氏は記事をこう締めくくっている。

ベアナックルボクシングを奨励したアラン・J・リアン医師は「アメリカの100年間のベアナックルボクシングの歴史で、試合での死亡事故は一件も起きなかった。」と指摘したが、現在アメリカでは毎年3,4件、世界的にはここ五十年で400を越える死亡事故が起きている。
ボクシングが素手に回帰すれば、血みどろの試合が増えTVに流せなくなるだろう。だがボクシングが人が死ぬようなスポーツのままでいいのだろうか。

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薄いオープンフィンガーグローブを使うMMAでも今のところ死亡事故は無いですね。歴史の長さや競技人口の差もあるので一概には比較できませんが
posted by mma司書 at 17:31| Comment(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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