福宮智代
2015年5月20日09時11分
心臓移植を受ける患者の選び方を決める厚生労働省の作業班は19日、18歳未満で脳死になった人から提供された心臓は、移植の緊急度に関わらず、18歳未満の患者に優先的に移植するよう基準を改正することで合意した。今後、専門家による委員会を経て、正式に決まる。
子どもの心臓病患者は、大人に比べ生存率が低いなどとする研究結果を考慮した。
これまでは、提供者(ドナー)が18歳未満の場合、病状などから判断して緊急度の高い子どもが最優先され、該当する子どもがいなければ、体重差が少ないことなどを考慮したうえで大人のなかで緊急度の高い人が優先されていた。しかし、ドナー家族の「子どもの臓器は子どもに提供したい」との感情に配慮すべきだ、との声があった。
15歳未満からの脳死臓器提供を可能にした改正臓器移植法は2010年に施行された。これまで18歳未満の人からの心臓提供は8人。いまのところすべて18歳未満の人に移植されているが、明確な基準として位置づけることにした。(福宮智代)
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