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日本IBMは5月18日、オンプレミスのストレージ環境を支えるSaaSの提供を開始すると発表した。2月に、10億ドルを投資するとして米国で発表したストレージ関連のソフトウェア製品群「IBM Spectrum Storage」の1つとして、クラウド上でストレージ環境を管理するためのサービス「Spectrum Control Storage Insights」を6月29日に開始する。
Spectrum Control Storage Insightsを利用することで、ストレージの消費量を部門別、アプリケーション別といった切り口で把握できるようにする。ストレージ環境を可視化することで、管理を簡素化、また、ストレージ使用率の改善やデータ配置の最適化といった効果を期待できるという。
米国で発表したSpectrum Storage戦略の背景には、今後の企業のシステム環境が、オンプレミスとクラウド、ERPなどの従来型システムと販売現場などを支えるアプリケーション環境などをまたがり、データを自在に行き来させる必要が出てくるとの認識があるという。
これまでのストレージ管理の方法では、サイロ化によるデータの分断、データ格納場所の重複、計画性のない容量追加、アドホックなクラウド利用といった課題がついてまわっていた。
日本IBMで、システムズ&テクノロジー エバンジェリストを務める佐野正和氏は、サーバ環境の仮想化が進む中で、「今後のアプリケーションやビジネスモデルに対応するためには、ハイブリッドクラウドを中心に、データが縦横無尽に移動する環境を構築する必要がある」と指摘する。そのためには「データをハードウェアの束縛から解放しないといけない」という。
発表会では、これを実現するための機能として具体的に、IBMのハイエンドストレージ機「XIV Storage」の管理機能を抜き出し、ソフトウェアとして販売する「Spectrum Accelerate」をデモで紹介した。ソフトウェア定義ストレージ(Software Defined Storage)を実践する動きの1つと言える。
Spectrum Accelerateは、IBMの機器だけでなく、「どのメーカーのx86サーバでも使えるようにするもの」として、2月に米国で発表した。複数のストレージ機器にデータを格納する際、必ず分散配置し、HDD使用容量を常に均一に保てるのが特徴。ノードを追加すると、ディスク容量は自動的に平準化する。
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