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格納容器投入のロボットが撮影 全映像公開5月15日 19時33分
東京電力福島第一原子力発電所で、先月、原子炉を取り囲む格納容器の内部に投入されたロボットが撮影した数百時間に及ぶ映像がすべて公開されました。
福島第一原発1号機では、先月、原子炉を取り囲む格納容器の中に2台のロボットが投入され、極めて強い放射線が飛び交う内部の状況を調べる初めての調査が行われました。
撮影された映像は数百時間に上っていて、東京電力などは、15日、すべての映像を公開しました。
このうち、格納容器の内部を初めて捉えた瞬間の映像は、カメラの焦点が合うと、ロボットの目の前にがれきが落ちている様子が捉えられています。
ロボットがさらに進むと、核燃料がメルトダウンした際の熱で溶け落ちたとみられる鉛のシートが映し出されます。
周囲には、がれきも積み重なり、事故の激しさを改めて示しています。
一方、格納容器の底につながるルートの周辺には大きな損傷は見られず、東京電力などは、今年度中に予定している次の調査で、ここからロボットをさらに下に入れ、溶け落ちた核燃料を探したいとしています。
福島第一原発では、▽2号機でも早ければことし8月に格納容器にロボットが投入されるほか、▽3号機でも秋以降、ロボットの投入に向けた調査が始まる予定で、今後、廃炉の最大の難関とされる溶け落ちた核燃料の取り出しに向けて、ロボットによる調査が本格化することになります。
撮影された映像は数百時間に上っていて、東京電力などは、15日、すべての映像を公開しました。
このうち、格納容器の内部を初めて捉えた瞬間の映像は、カメラの焦点が合うと、ロボットの目の前にがれきが落ちている様子が捉えられています。
ロボットがさらに進むと、核燃料がメルトダウンした際の熱で溶け落ちたとみられる鉛のシートが映し出されます。
周囲には、がれきも積み重なり、事故の激しさを改めて示しています。
一方、格納容器の底につながるルートの周辺には大きな損傷は見られず、東京電力などは、今年度中に予定している次の調査で、ここからロボットをさらに下に入れ、溶け落ちた核燃料を探したいとしています。
福島第一原発では、▽2号機でも早ければことし8月に格納容器にロボットが投入されるほか、▽3号機でも秋以降、ロボットの投入に向けた調査が始まる予定で、今後、廃炉の最大の難関とされる溶け落ちた核燃料の取り出しに向けて、ロボットによる調査が本格化することになります。