川田俊男
2015年5月13日22時32分
原子力規制委員会の有識者会合は13日、運転停止中の北陸電力志賀(しか)原発(石川県)の1号機原子炉建屋など重要施設の直下にある断層について、活断層の可能性が否定できないとする見解で一致した。新規制基準は活断層の上に重要施設を設置することを認めていない。北陸電は活断層ではないと主張しているが、結論を覆せなければ運転ができなくなり、1号機は事実上廃炉が避けられなくなる。
規制委の石渡明委員と活断層に詳しい外部有識者4人からなる有識者会合は次回、結論をまとめた報告書案を示す方針。原子炉建屋直下の断層について活断層の可能性を指摘する報告書が出れば、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)に続いて2例目になる。
活断層の可能性が否定できないとの見解で一致したのは、1号機原子炉建屋の直下を横切る「S―1」断層と、海から1、2号機のタービン建屋につながる冷却用の配管の直下を横切る「S―2」「S―6」断層。この配管は耐震安全上の重要施設。活断層と判断されれば、移設などの対応をしないと運転できなくなり、2号機も廃炉を迫られる可能性がある。
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