ベネチア・ビエンナーレ:慰安婦の痛みを大舞台で昇華

ハン・ホのパフォーマンス作品「打天」
「恥辱を忘れるなという祖父の言葉に従い、その苦痛を癒したかった」

ベネチア・ビエンナーレ:慰安婦の痛みを大舞台で昇華

 イタリアのベネチアで従軍慰安婦を取り上げた韓国人アーティストのパフォーマンスが行われた。8日(現地時間)、ベネチア・ビエンナーレのパラッツォ・ベンボ展示場。同ビエンナーレ場外展示の一つとしてグローバル・アート・アフェア財団が行った「個人的な構築物(Personal Structures)」展に、韓国の民族衣装「チマチョゴリ」を着た小さな女の子が登場、民族楽器「カヤグム」をつま弾いた。そして、伝統製法の紙「韓紙」で作った服を着た女性たちが沈うつな表情で展示場を行き来した。

 アーティストのハン・ホ(44)による従軍慰安婦の苦痛を表現したパフォーマンス作品「打天」だ。展示場全体を屏風(びょうぶ)のように取り囲む映像設置作業「永遠の光-同床異夢」でも顔を覆って泣く慰安婦の姿が映し出された。

 ハン・ホは記者の取材に「日本に連行されて戻ってきた祖父が慰安婦の話した時、『絶対に恥辱を忘れるな』と言った。アーティストとして彼女たちの苦痛をこのような大舞台で昇華し、癒したかった。2歳の時に別れた母に32年ぶりに再会した個人的な経験があるので、別れの痛みはよく知っている。人間への小さなメッセージを投げ掛けた」と語った。展示は11月22日まで。

金美理(キム・ミリ)記者
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