安倍訪米:韓国の反撃を封じ込めた安倍首相の根回し

 日本の安倍晋三首相が先月29日、日本の首相として初めて米議会上下両院合同会議で演説を行った。10日付読売新聞は首相官邸や外務省への取材を通じ、その舞台裏を報じた。安倍首相の議会演説を実現させる上で最も貢献したのは安倍首相自身だった。

 安倍首相は昨年4月、オバマ米大統領が訪日した直後、訪米を計画し始めた。安倍首相は米議会演説が訪米で最重要日程とし、外務省に実現させるよう指示したが進展がなかった。

 その後、安倍首相は中東歴訪中の今年1月19日夜、イスラエル・エルサレムのホテルでマケイン米上院軍事委員長ら米上院議員7人と直接会った。安倍首相は「米議会で演説できれば光栄だ」と告げると、マケイン議員は「必ず実現しよう」と答えた。首相官邸関係者は読売新聞に対し、「この非公開の会談こそ、イスラエル訪問で最大の成果だった」と語った。

 3日後、河井克行衆院議員がワシントンでデビン・ニューネズ下院議員と会った。ニューネズ議員はジョン・ベイナー下院議長に近い。河井議員はヌネス議員に韓国と近い議員が反発しないように「根回し」を依頼した。

 菅義偉官房長官は3月23日、安倍首相の訪米日程を正式に発表した。外交上の慣例からみて異例の早期発表だった。なぜ早めに発表したのか。日本政府関係者は読売新聞に対し、「韓国系(議員)が反撃する時間を与えない狙いがあった」と語った。日本が訪米日程を先に発表しなければ、米議会演説の予定を発表できないからだ。3日後の3月26日、ベイナー下院議長が安倍首相の議会演説予定を明らかにした。

 谷口智彦・内閣官房参与と今井尚哉・首相秘書官らごく少数の側近が3月末に演説原稿を書き上げた。谷口官房参与はジャーナリスト出身で外務省報道官を経て、安倍首相のスピーチライターに抜てきされた。今井秘書官は経済産業省の官僚出身で、第1次安倍政権当時から側近を務めている。2人とも安倍首相の腹心だ。

東京=金秀恵(キム・スヘ)特派員
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