【5月12日 AFP】(一部更新、写真追加)米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、先月25日にマグニチュード(M)7.8の地震に見舞われたネパールで12日、再びM7.3の地震が発生した。国際移住機関(International Organization for MigrationIOM)によると、首都カトマンズ(Kathmandu)近郊チャウタラ(Chautara)ではこの地震により複数の建物が倒壊、がれきの下敷きになった4人が死亡した。

 新たな地震は現地時間の午後0時35分に発生。震源はカトマンズの東方約76キロで、震源の深さは15キロ。USGSは当初、地震の規模をM7.4としていた。カトマンズ市内では、恐れをなした住民らが家屋から飛び出す姿が見られた。またネパール当局は、カトマンズにあるトリブバン国際空港(Tribhuvan International Airport)の閉鎖を命令。空港当局者がAFPに語ったところによると現在、同空港の操業は停止している。

 カトマンズのAFP特派員によると、同市では1分間近く揺れが続いた。USGSによれば、数分後にはM5.6の余震が続いた。揺れは約1000キロ離れたインドの首都ニューデリー(New Delhi)でも感じられ、オフィスビルでは職員らが屋外に避難した。(c)AFP