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箱根山 12日も活発な火山活動続く
5月12日 17時28分

神奈川県の箱根山では、12日も箱根町湯本で震度1の揺れを観測する地震が発生するなど活発な火山活動が続いています。
気象庁は、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、箱根山の周辺では先月下旬以降、地下の浅い所を震源とする規模の小さい火山性地震が増加し、大涌谷の斜面から噴き出す蒸気も増えて活発な火山活動が続いています。
午後2時すぎには箱根山周辺のごく浅い場所が震源とみられるマグニチュード2.1の地震が発生し、箱根町湯本で震度1の揺れを観測しました。
神奈川県温泉地学研究所によりますと、規模の小さい火山性の地震は12日は午後5時までに70回を超えています。
先月下旬からは、大涌谷付近を中心に山が膨らむ傾向を示す地殻変動も観測され、国土地理院が10日までの衛星のデータを使って解析したところ、立ち入りが規制されている大涌谷の中のごく狭い範囲では、ことし3月に比べて地面が最大で8センチほど隆起していました。
気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な水蒸気噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出して、噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。

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