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サンマ漁獲枠、過去最低に…資源保護へ26%減

読売新聞 5月12日(火)3時0分配信

 水産庁は、サンマの資源管理を強化し、2015年漁期(7月〜16年6月)の漁獲可能量を26万4000トンと、前年に比べて26%減らす方針を固めた。

 制度を導入した1997年以降で最も少なくなる。今月下旬の水産政策審議会で正式決定される見通しだ。ただ、実際の漁獲量は、可能量を下回る状況が続いており、ただちに大きな影響は出ないとみられる。

 2000年以降の漁獲量は20万〜35万トン程度で推移していたが、13年は14万8000トンまで落ち込んだ。水産庁は、日本周辺への回遊が減っているとみている。一方、台湾などが漁獲量を増やしており、資源保護の姿勢を明確にすることにした。

 漁獲可能量は日本の漁業者を対象に、水産資源の保護や管理を行うため導入された。サンマのほか、スケトウダラやマアジなど計7魚種で、毎年決められている。

最終更新:5月12日(火)3時0分

読売新聞

 

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